見出し画像

2023年9月10日

近所の山とパチンコ屋さんの立体駐車場の風景が

唐突に送られてきた日曜の昼下がり。

昨日は、久々に思いがけない友人と過ごしたまったり土曜日だったが、

今日は「思ってもみない」旧友であり親友でもある人が、

「今どーこだ。」とLINEでおくってきたのが、近所の写真だった。

彼女は長崎に住んでいて、社長夫人で3児の母で忙しい人で、

同じ九州内とはいえなかなか会えないよなぁと話しながらも、

会いたいね、今度こそは会いに行こうね。など話している日常だった。

僕が心を病んだときに、ぼんやりとした気持ちで空の写真などをLINEで送り話を振ったことから始まった、その会話の日常は。

お互いの場所でお互いに生きているなら、喜ばしいと思い合えるものではあるが、

まさか家から歩いて2分の場所の写真が送られてきては、電話をかけずにはいられなくて、

「いまどこ?一緒にお昼ご飯食べよう。」

と直接電話をかけてしまった。

彼女は、自分時間の休日を楽しむために、ドライブに出て、福岡まで高速で来たものの、

都市高速がなかなか怖くて、そのまま九州道を上ってきて、

僕の家がこの辺かなと思って、来ちゃったそうだ。

実に10年ぶりの再会である。

「もし会えなかったら、いつもインスタにあげてるお店に1人で食べに行こうと思っていた所だったのよ。」

そう言って嬉しそうな彼女は、4日後が誕生日なので、

バースデープレゼントという事で、ごちそうさせてもらった。

積もる話はありそうでないのだけれど、話題が尽きることはなく、

気付けば3時間もおしゃべりしてしまった。

「さて、じゃあそろそろ帰るかな。」

そう言って車に乗り込む彼女は、はにかみながら、

「また来るねー。」と窓から手を出して振ってくれて、

「いつでもおいでー。」と返して手を振りながらも、

思ってもみない人で、一番会いたいなと思っていた人に会えて、

何だかいつも以上に元気になれた日曜日になった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?