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お正月の終わりを告げる優しい味は

1月11日の記念日【鏡開き】
お正月に神様や仏様に供えていた鏡餅を下げて、食べる慣わしの日。この日でもってお正月の終わりを迎える行事にしている所が多く、地域によっては鏡開きに合わせて、どんど焼き・鬼火焚きなど新年を祝った門松やしめ縄などの縁起物を燃やす火で、鏡餅を割ったものを、焼いて食べることで、その年の無病息災、健康などを願ったりもします。

12月から入院して、寝たきりの日々でしたが、正月明けから、足腰の痛みは小さくなり、ついに今週は、自立歩行で、病棟内は自由に歩いて良くなりました。まだ足の動きは、痛みや痺れが残り、二、三分歩くと少し休むといった具合ですが、自分で歩いて移動できることがこんなに嬉しいことなのだと、改めて感じていた今日の昼食に、写真に載せたぜんざいが添えられていました。

寝たきりの時からそうですが、入院患者さんの気持ちに寄り添うように、励ますように、日々の献立で栄養管理だけでなく、彩りを作ってくださる調理師さんたちの心配りに、ありがたい思いで頂いたぜんざいは、あずきの自然な旨みがしっとりと口に広がる、優しい甘さの一杯でした。

嬉しい事に、その直後に栄養士さんが来てくださったので、お昼ごはんで鏡開きを感じましたと、お礼を伝えられて、お腹も心もほっとした昼下がり。
今日は、天気も穏やかに暖かく、小春日和は春の暖かさと明るい気持ちを少しだけ、届けてくれているようです。

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