生地が薄くなったニットはニードルで直せ
私の愛用の冬の部屋着、
ROSSOのアルパカフェルトカーディガン。
軽くて温かく、部屋着の上からもパジャマの上からもサッと羽織って即ぬくぬくになれる。膝丈まであるロングだから羽織ってるだけでちょっと優雅な気持ちにもなれる。衣服しか買えなくなった私が珍しくファッション着としても気に入って買った服だ。
コロナ禍になる前に購入し、寒くなり始める秋から梅雨冷えの頃まで何かとほぼ毎日羽織っている。
そう、この四年間、半年以上ほぼ毎日だ。
そんなに着ていたらどうなるのかお見せしよう。
もう「「破」」寸前。
↑
私の大好きな記事
あきやあさみさん『フェンディピーカブー紙袋:破』事件
秋に保存袋から出したとき、今年こそこの肘をどげんかせんといかんと考え、羊毛フェルトのぬいぐるを作るときに使うニードルって、修繕にも使えるのでは？と思いつき、さっそく検索してこちらのYouTubeを見つけた。
後ろで流れるテレビの音にほっこりしながら見て欲しい。
これを見て似た色の毛糸を買ってやってみよう！とお店へ探しに行くも、中々…似た色がない…！何店舗も回って唯一見つけたのはカーディガンとそっくりのワインレッドをメインに黒や鮮やかな赤が入った斑色な毛糸。これでもいいか、と諦めかけたが、こんなに気に入ってるカーディガンを妥協で修繕するのもなぁ…なんだかなぁ…と心が元気をなくしていく。トボトボと帰宅し、カーディガンを観察した。
ポケットがあるじゃないか。
ポケットを外して袖に付けよう！
ポケットを切り離す前にポケットの口をニードルで閉じる
この部分を動画のようにニードルで突き刺しまくる。
ちなみに使った道具はこのふたつだけ。
ニードルで刺すときの土台にする
ニードルは動画で使用されてる物は針が多かったので不安だったが、2本で充分だった。
ポケットの口がフェルト状に固まったら切り離す。
袋状になっているので、さらに端を切り離す。
端はロックミシンで縫われていたが、糸は解かず無理矢理切り離した。糸ごとフェルト状にする作戦。
端がボロボロで大丈夫なん…？と不安に思うだろうけど、このままで大丈夫。
表から付けるか裏から付けるかちょっと迷ったが、付けた痕が段差になりそうだなと判断し、裏から付けることに。
土台になるスポンジを入れる
あとはこの上からニードルで突き刺し続けるのみ！
ポケットがかなり分厚かったので、付ける前に四方にグイグイ伸ばした。突き刺すときも若干伸ばしながら刺していった。ちなみに、私は伸ばしながら付けることに一生懸命になり過ぎて表に皺を作ってしまったので皆さんは気を付けて欲しい。
あらかた裏から突き刺したら、袖を裏表ひっくり返して表からも刺していく。刺して刺して刺しまくる。
一時間半ほどラジオを聞きながらひたすら突き刺して、完成！写真は表から見た状態。触ると分厚いが、パッと見では段差も全く分からない！いい感じに出来た！
が、少し不満な点が…
無理かなと思いつつ、土台にしていたスポンジについた毛糸のクズ…というかもう埃みたいな糸のふわふわを集めてこの黒い糸が目立つ部分に乗せてニードルで突き刺してみると…
えっこんな埃みたいなので綺麗になるの！？！？
捨てるところがなさすぎて怖い。
この調子で反対側の袖もザクザク刺していくよ。
そう、ポケット一個で両腕やれるのだ。また一時間半ザクザクザクザク…ラジオを聞きながらザクザクザクザクして…
完成〜！🙌
伸ばしながらやったから二の腕の辺りから分厚くなって温かさが復活どころか倍増した！！大好きなカーディガン、大切な冬の相棒、真冬の夜にベッドから起きてトイレに行くときにもサッと羽織ると安心して廊下に出られる私の味方。
全く写真映えしないので全体の写真は撮っていない。晴れてる日に撮れたら今後乗せるかも？
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上、ニットをニードルで修繕した日記でした。誰かの役に立ったら嬉しいな。ニットを修繕してみて思ったことを少し叫びます。
サステイナブルファッションと言われる時代になり、サステイナブルな素材を使った服を選ぶとか、作り手の環境がフェアな会社を選ぶとかが大切だよと広まってきたし、それも大切だけど、その前に！
今持ってる服を大事に長く着ようね！！！！
と、私は叫びたい。
もちろん、愛せなければ二次流通に出したっていい。次の人が使ってくれるのだから、それは無駄な行動ではない。
でも、安易にふわっと買って溜め込んで断捨離を繰り返すのは、止めてみませんか。
そんなこと分かってるけど止められない。
そんなあなたに朗報です！
ファッションスタイリストあきやあさみさんが提唱する『自問自答ファッション』は如何でしょうか！
私はこちらのスタイリストさんのいちファンなだけで回し者ではありませんし、あきやあさみさんはサステイナブルファッションのスタイリストではありません。しかし、あきやさんの教え通りに自問自答して自分のファッションスタイルを構築して、スタイルを制服化したら、結果的にサステイナブルファッションになるんです。上の記事が一番伝わりやすい気がしたので上の記事を貼りましたが、公式HPはこちら。↓↓↓
著者はこちら
帯には「服選びの苦しみから、さっさと抜け出そう」とあるけど、正直「さっさと」は抜け出せない。結構頑張らなきゃ抜け出せない。
自分が本当に着たい服はなんだろう？
自分の欲望に正直に向き合って、自問自答して着たい服を選びましょう。そう提唱されているスタイリストさんです。コミカルな文章で楽しくポップに
\\ ファッションって楽しいよ！ //
と教えてくれます。
楽しく読める無料noteも盛り沢山なので、一緒に自問自答して最高の服を選んで、結果的にサステイナブルファッションな生活しませんか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？