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トイレの神様はいたのか

去年の上半期、私は毎日のトイレ掃除に力を入れていた。


あれ以降、語られなかったこの話題に今改めて触れていこうと思う。


結論からいうと、トイレ掃除は...


ほぼしなくなった。


手書きの「トイレ掃除チェック表」が終わりに近づくにつれ、ダルいなー今日はいっか!明日やろう!!となり始めた。


そもそも、この毎日投稿が1年近く続いているのが、奇跡だとわかってほしい。


ほんとうに「ダルい」「明日でいいや」と、何事もしなくなる性分なのだ。


そして、途中まで何らかの罪悪感を持ちつつも、最後には記憶の彼方に消えてしまう(笑)


といいつつ。


トイレには毎日入るし、汚れが目についたらしている。


さて、前置きはこの辺にして「トイレの神様はいたのか」という話に触れていこう。


まず触れていくのが、一緒に住むにあたってのパートナーの発言だ。


「俺、トイレ掃除だけは絶対しないから」


そう宣言された。


あ、そう。え、でも私も苦手だから、代わり番こにするでいい?(逃がさん)


まぁ、それなら。(しぶしぶ)


こんな感じで、決まった。


決まったけれど、水面下ではお互いが見合って

「トイレ掃除、ダメ、絶対」

と譲らない雰囲気さえあった。


しかし、4月頃に私が「トイレ掃除したらお金が入ってくるらしい!!」という情報で鼻息が荒くなり、これから毎日掃除するわ!!とパートナーに宣言。


トイレ掃除は私のお役目となった。


前半戦、頑張った。


そして、緩やかに飽きた。


飽きたといいつつも、飽きているなりに、掃除、今日こそは...!と己との戦いをしていた。


そんな心境の最中、ある日のパートナーの一言で衝撃が走った。



夏の日、トイレから出てくるパートナーが私に向かって歩いてきた。なんだろうなーと思っていたら。


「ねぇ、トイレ汚いんだけど...」


と、のたまった。


は?

は?


は?????


パートナーの言葉を受け、私の瞬間湯沸し器のスイッチがオンした。


あのさ、この前まで毎日してても「いつもありがとう」もなかったのに。


なんで汚い時だけ言ってくるわけ?おかしくない?


(ほんとこれ)


汚いって思ったんなら


自分ですれば?


意味が分からなくて絶句しそうになったけど、湯沸し器が勝った。


君も使ってるトイレなんだから、気づいたらしてほしい。


私だけが汚しているわけではないのだよ。


そんな気持ちを込めつつ、直球なコメントをぶち込んだ。


いつもは優しい私だが、意味の分からないことには厳しく突っ込むことも大事だと心得ている。


それを伝えつつ、ベースは優しい私。


もー仕方ないなーと代わりに掃除した。


まぁ、宣言した後に放棄した後ろ暗さもあったし、パートナーがトイレ掃除だけは苦手なことも知ってた。


意地悪はできなかった。


面倒くさいからやらないだけで、もはやトイレ掃除自体に抵抗はなかった。


その後、順調にトイレ「掃除」の存在を忘れていく日々。


それから、また少し経ったある日。


お掃除担当のパートナーが日課のコロコロ掃除をしていた。


お掃除ありがとうー。


うん。


そんないつもの会話をしつつ、パートナーはどんどんコロコロをしていく。


そしたら、なんと。


ついでにトイレ掃除もしていた。



あんなに嫌がってた、トイレ掃除をパートナーがしていた。


ついに私に言っても無駄だと気がついたんだろうか。


パートナー、トイレ掃除、してたよ。


何回でも言えるくらい、ほんとうにびっくりした。


でも、なんでしてくれたの?なんて、野暮なことは聞かない。


トイレ掃除してくれて、ありがとう!!!


この一言に気持ちを込めましたとも。 


パートナーからは、微妙そうな「うん」が返ってきました。


多分、やはりそんなに好きなわけじゃないけれど、私がしないからしょうがなーく掃除してくれてるみたいだった。


それからは、なんとなくお互いに気がついた方がやっている。


つまりトイレの神様がもたらしてくれたもの。


それは、「パートナーの協力する気持ち」なのかもしれない。


私が毎日トイレ掃除をする姿+湯沸し器でのコメントを受け取って、パートナーなりに出してくれたアンサー。


目的だったお金については、悲しいが特に変化はなかった気がするけれど。


パートナーがトイレ掃除に協力してくれるようになった。


それだけで、私が頑張った甲斐はあったのではないでしょうか。


ということで、トイレの神様はいるのか?に対するアンサーは「いつも見守ってくれている」にしようかと思う。


「トイレ掃除」を通して起きた衝撃は、日々のことでみたら小さな変化だけれど。


パートナー側から見たら大きな大きな変化だったと思う。


あんなに嫌がってたのに、不思議。


もしかしたら、トイレの神様がパートナー背中を押してくれたのかもしれない。


そう思っている。


そして、私が掃除をしなくなったのも、パートナーがやる気を起こすための必然だったのかもしれない。


ということで。


これにて「トイレの神様はいるのか?」シリーズの幕を閉じたいと思う。


今日はこのへんで。


また、明日🚻

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