ヴァンフォーレ甲府との思い出~平均年齢が高い(かった)勝負事に強いチーム

ヴァンフォーレ甲府が好きだった。2013年ー2017年頃のJ1にいた時期に。

甲府は他J1クラブと比べると貧乏クラブで、うまくやりくりしてしぶとく勝ち点をもぎ取るチームだった。たまにジャイアントキリングして、私がtotoをやるもんだから読みにくいチームとして最初は大嫌いだったけど、このチームすげえなと、だんだん引き込まれていった。

当時は堅守が売りだったと思う。5バックのドン引きサッカー。
DFラインの平均年齢が40歳近くて(Jリーガーの平均年齢って20代中盤だからね!)エルゴラで知ってマジかよこのチームって思ったのを覚えてる。別ベクトルの異次元の世界のチームだなと思った。
DFリーダの土屋征夫とかは高校時代にサッカーやってなかったりとか、異次元でしょ。この当時から山本英臣いたなぁ。若手寄りだった気がする。

5バックって守りの人数多いから守りに特化するんだけど、いざ攻めようって時は前の人数少ないからすぐ取られちゃう。延々と殴られ続けるサンドバックになっちゃう。
なのでカウンター用に個人で攻められる人材が必要。目立つ選手は結構いた。
伊東純也、阿部拓馬、クリスティアーノ、柏好文、稲垣翔、ドゥドゥ。
IJ(伊東)とかビックネームだけど、大卒1年目くらいしかいなかったなぁ。シュートは下手だったけどバンバン抜いてた記憶がある。よく見つけたよねスカウトの人。神奈川大学の試合チェックするってやばいよね。あともっと昔にはハーフナーマイクとかいた。

少ない予算でやりくりしながら勝負してた。毎試合、他のチームよりも真剣勝負をしていた気がする。甲府は残留することがGOALで、割り切って割り切って、W杯予選かよってくらい割り切った5バックで塩漬けにして引き分けをもぎ取ったりしてた。
得点力が低いけど良いFWがとれないもんだから、仕方なく引退間近だったDFの盛田をFWにコンバートさせて、でも結果が出てたりした。ウケル。そいや盛田のラーメン食べてみたい。

2017年に降格するんだけどもその年は本気で応援した。毎年毎年、活躍した選手がかたっぱしから引き抜かれる姿をみてて、弱肉強食って本当にあるんだなとおもって、負けるな!残留しろ!って応援してた。最終試合でリンスがAT弾で勝つんだけどライバルも勝っちゃったので降格しちゃって泣きそうになったよね。
もし甲府に潤沢な資金があったら、いま頃はJ1上位だろう。伊東純也、柏好文、稲垣、佐々木、下田北斗、クリスティアーノ。。

そんな甲府がJ1勢を撃破し続け天皇杯で優勝した。
セットプレーで1点もぎ取ってから耐え続けた。
予想外、ドンデン返し、なんていわれるけども、一発勝負のサッカーやらせたら甲府の右に出るものはいないよねって思ってた。
WINNERSでは「その他広島の勝ち」が一番人気で配当4倍くらいだった(4-0,4-1,4-2,4-3、5点以上、が対象)
それが1-1だから信じたサポーターにはご褒美があったよね。ユニフォーム買おうかと思っちゃったよ。はくばく、ちょっと着にくいども

NHKのゲスト出演で、山本英(42)、三平(35)、河田(35)が並んでて、この年齢の感じが甲府っぽいよねって思ってうれしかった。(最近は若返りがされてるんだろうけど。)

今年はJ2で15位くらいでフィニッシュかな。昇格には圧倒的に勝ち点を稼く強者のサッカーしなきゃならないからやっぱり苦手なんだろうな。
またJ1に来たら応援しちゃうよね。頑張ってほしい。


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