すずしさ |2023.09.23
・今日は退勤して車から降りたら、あまりに空気が気持ち良くて歩きながらくるくる回ってしまった。涼しいという感覚が久しぶりすぎて、もはや新鮮な喜びがある。
・夏の終わりは鬱っぽくなるとよく言うけど、私の場合は完全に『焦り』だな……と思う。気温が下がると、一気に1年の7割くらいが終わったような気がしてとても焦る。実情は焦ることなど特にないのだけれど、『何も成していない』という自認から妙に心がざらついて、ひとりでに摩耗していく。
・では夏が好きなのかと言われると、全くそんなことはない。腰痛さえ悪化しなければずっと冬でいいのにな〜、と常々思っている。暑さ、辛すぎ。
・しかし、だからこそ夏を楽しく過ごしたい気持ちはあった。旅行、グルメなどのいいとこどりはそれなりにしたと思う。
・最近で言うと、9月18日に三重県名張市を観光した。青蓮寺湖でぶどう狩りをして、赤目四十八滝を歩いた。
・ただこれ、正直ちょっと秋めいているんじゃないかという希望的観測を持って出かけたんだけど、実際は全然夏だったというオチ。
・だからこそ、『なんだまだ夏じゃん』みたいな気持ちが強くて、急に涼しくなったことに心底びびった。
・いざ秋が迫ると、夏のいいところを暑いうちに楽しまなくては、と思う。私の場合はその殆どが飲食物だ。
・購入したものの未だ飲んでいなかった夏らしいお茶を開封。ルピシアの製品は色々試しているけれど、これは他に類をみない爽やかさだった。青空の下、青くまっすぐな草原の上を転ぶことも気にせず駆け抜けていくような、まさしく夏の味。ルピシア的初恋ってこうなのか……とちょっと驚きがあった。
・この味を楽しむべき最も良いタイミング、逃したな〜という実感。これが秋なのかもしれない。なるほどなあ。まあ美味しいから、これからも飲むけども。そして真夏に戻ってくれ!とは全然思わないんだけど。
☆
あの日ぶどう狩りで食べた巨峰が、今の私には夏の宝石の如く眩しく輝いて見える。本当は秋の味覚なのにね。
今日は冷房をつけずに寝ようかな。
では、おやすみなさい。
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