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6月13日は自分の誕生日だが、14日はサタオが死んだ日だ、

アニメの中ではジャングル大帝のシンバがサバンナの王だった。

でも、サタオは現実に存在し、数々のドキュメンタリーテレビに出た有名な、知る人ぞ知る象。

サタオは45歳のアフリカ象で、その巨大な牙を持ち、群れを老兵ながら四世代の雌象と群れを守ってきたアフリカの、サバンナの王だった…。

ムツゴロウさんも、故手塚治虫もサタオの勇姿に胸ときめき心を奪われた真の王。

だが、サタオは密猟者に顔を生きたまま削ぎ落とされ、その王たる象徴の牙をもぎ取られた…。人間より野生の生物は生命力が強い、報道では毒矢で殺されたと報じられているが、サタオは生きたまま顔ごと牙を捥がれた、そして、数日は死ねずに生きていたのが事実。

サタオの勇姿は忘れられない、あの巨大な牙を持ちながら優しく猛々しく、群を守って来たサタオは自分も大好きだった…。

サタオの牙は一本数億円の価値があり、象牙市場にいずれ出るのかもしれないが、ワシントン条約の壁を越えてメディアの世界のナショジオも、アニマルプラネットも、必ずやサタオの牙は、アフリカの王の牙は取り返し燃やすと言っている。

人間が嫌なのではない。

何故、闘うことなく、その牙を持った雌社会の象の群れの、長きに渡る統率者が、地獄の苦しみと苦痛をもたらされ、死ななければならないのかがわからない…。

サタオ…

サタオ…

僕は君が大好きだった。

サタオ

ごめんなさい。

人間は弱く、儚く、脆い生き物なんだ。

http://www.afpbb.com/articles/-/3017756

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