畳を楽々運ぶための方法とコツ3選/盛岡市の前田畳店
畳の運搬に苦労した経験はありませんでしょうか?その重さと大きさに手を焼いたことは一度や二度ではないかと思います。しかし、その苦労はもう終わりです。
今回は当店が長年の経験と実績を活かして、畳の運搬に必要なコツを10選でご紹介します。この記事を読むことで、誰でも簡単に畳を運べるようになるための方法や、適切な用品の選び方、さらには畳のタイプによる運び方の違いまでを学ぶことができます。
読者の皆様が畳の運搬に自信を持つことができるようになるでしょう。畳運搬のプロフェッショナル?への第一歩を、この記事と共に踏み出しましょう。
実は畳の運搬は一見難しそうに見えますが、適切な方法を知っていれば誰でも簡単に行うことができるのです。今回は、そのコツを3つご紹介します。僕がここで書く畳の運び方ですのでぜひ真似してください。ただし、くれぐれもケガのないようにお願いします。
※最終更新日 2024年9月
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■畳を楽々運ぶための方法/運搬の基本
まず最初に、畳の運搬に必要な基本的な【運搬】方法をご紹介します。畳は一見重そうに見えますが、適切な方法で運べば誰でも簡単に運ぶことができます。
・畳のビニール紐は持たない
基本は畳の中心部を持ち右利きなら右手を下に左手は上に添えるだけで運びます。肩に乗せる感じで頭にあてて運ぶとかなり楽です。
そこで畳の運搬で最も重要なポイントの一つが、「ビニール紐を持たない」ということです。初めて畳を運ぶ方は、つい畳の裏にあるビニール紐を持ってしまいがちですが、これはケガにつながる行為です。ここでは、その理由と代わりにどうすれば良いのかを詳しく解説します
・なぜビニール紐を持つのは危険なのか?
手に負担がかかる
畳の裏に付いているビニール紐は、あくまで畳を運搬しやすくするための補助的なものに過ぎません。しかし、実際にこの紐を持って畳を運ぼうとすると、重さが集中して手にかかり、ビニール紐が手に食い込むことになります。この食い込みによって、手に痛みが生じるだけでなく、長時間の作業になると手を傷つけてしまうこともあります。畳の安定性が損なわれる
ビニール紐を持って畳を運ぶと、重心が不安定になりやすいです。畳は意外と重く、特に大きなワラ床の畳は重量があります。このような畳をビニール紐で持ち上げると、バランスが崩れて畳が揺れたり、最悪の場合には転倒する恐れもあります。特に階段を上る際や、狭い通路を通る場合には、安定性を確保することが非常に重要です。畳や建物を傷つけるリスク
畳の持ち方が悪いと、運搬中に畳の角や縁が壁や床にぶつかることがあります。これにより、畳や建物の壁、床に傷を付けてしまうリスクがあります。ビニール紐を持っていると、その揺れやすさからこうした事故が起こりやすくなります。
初めての方は畳の裏にあるビニール紐を持ちたくなりますが手に食い込み痛いのでおすすめはしません。どうしても持ちたい場合には軍手をするかタオルなどを巻き付けると痛みが緩和するほかに持ちやすくなります。また専用の手カギはネットで売っておりますので購入して使うのもひとつの方法です。
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・畳の手カギの使い方
手カギの使い方で大事なのは深く畳に刺すという事です。浅く刺すと畳の重量で表面のゴザなどを引っかいて裂いてしまう事があります。
畳の運搬時に役立つ道具の一つに「手カギ」があります。手カギは、畳を運ぶ際に手でしっかりと掴むための専用の道具で、正しく使うことで畳の運搬をより安全で効率的に行うことができます。しかし、手カギを使う際にはいくつかのポイントを押さえておかなければなりません。
・手カギを深く刺すことの重要性
手カギを使用する際に最も重要なことは、手カギを畳に深く刺すことです。浅く刺してしまうと、畳の重量に耐えきれず、カギが滑ってしまうことがあります。この滑りが原因で、畳の表面のゴザ部分が引っかかり、裂けてしまうリスクが高まります。
浅く刺すリスク: 手カギが浅く刺さっている状態では、畳の重みで手カギが畳から抜けやすくなります。この抜ける動作が、畳の表面にダメージを与える原因となり、ゴザや縁が破れてしまうことがあるのです。特に、力を入れて持ち上げようとしたときや、畳を急に動かしたときにこのリスクは増大します。
・正しい手カギの刺し方
手カギを使用する際の正しい刺し方について、具体的な手順を以下に説明します。
刺す位置を選ぶ: 手カギを刺す位置は、畳の中心よりもやや端に近い位置が理想的です。中心から少しずれることで、畳の重量バランスを保ちやすくなり、持ち上げる際に安定します。
深くしっかりと刺す: 手カギを畳に刺す際は、力を入れて深く刺し込みます。具体的には、手カギのフック部分が完全に畳の内部に入り込むようにするのがポイントです。このように深く刺すことで、畳の重量をしっかりと支えることができ、滑るリスクを最小限に抑えます。
角度に注意する: 手カギを刺す際の角度も重要です。手カギは畳の表面に対して垂直に近い角度で刺し込むようにします。これにより、手カギが畳の内部にしっかりと食い込み、運搬中に抜けにくくなります。
持ち上げるときのコツ: 手カギを刺した後、持ち上げる際には、手首の動きで畳を安定させながら持ち上げます。手カギにかかる力を均等にし、急激な力を加えないようにすることで、畳の表面を傷つけずに運ぶことができます。
・手カギの選び方と保管
また、手カギを選ぶ際には、品質にも注意が必要です。安価な手カギは耐久性が低く、使用中に曲がったり、折れたりする可能性があります。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが、安全で効率的な畳の運搬には欠かせません。使い終わった手カギは、錆びないように乾燥した場所で保管することも大切です。
また手かぎを使わず畳を二枚運ぶ時には※サポーターを利き手の手首に巻くと畳が当たっても痛くないのでおすすめです。
※引用リンク goo辞書【サポーターとは】
・畳を背負う方法
階段を上がる時にはこの方法が楽です。畳を立てて、頭、背中、手と体全体で畳を支えます。これだけで体重40キロ位の小学生でも1人で1枚、畳を運ぶことができます。
体格の良い男性はこの方式で1度に2枚運んでいました。
この方法のコツとしては畳の中心部よりやや下を持つようにすると楽です。
畳の上を建物にあてないようにきを付けながら運びましょう。
・台車を使う
次に、畳を運ぶ際に便利な【台車】の使用方法について説明します。こちらは専用の台車でなければ不安定になるので一般で売られている台車を使うのはおやめください。
専用の台車を借りれるのであれば6枚程度は運べます。ただし段差は苦手で階段を上げる事は無理です。基本的に車から降ろして現場まで畳を運ぶ方法とも言えます。
僕の動画でも紹介していますのでぜひご覧ください。
【階段ok】畳の運び方(担ぎ方)を伝授致します|岩手盛岡の前田畳店
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■安全第一【畳を楽々運ぶためのコツ3選/盛岡市の前田畳店】
畳を運ぶ際には、特別な用具、用品は必要ありません。しかし、畳を運ぶ際には、腰を守るために腰ベルトを使用することをおすすめします。腰ベルトを巻くことで腹圧がかかり、腰が抜けにくくなります。
・腰を痛めないように注意
畳を運搬する際に最も注意が必要なのは、腰への負担です。畳は大きくて重いため、運び方を誤ると腰を痛めてしまう可能性があります。特に、普段から運搬作業に慣れていない方や、腰に不安を抱えている方は、運搬方法に十分気を付ける必要があります。ここでは、腰を痛めないための注意点と効果的な方法について詳しく解説します。
まず、畳を持ち上げる際には、正しい姿勢を維持することが大切です。腰を曲げた状態で畳を持ち上げると、腰に過度な負担がかかり、ぎっくり腰などの怪我を引き起こす原因となります。代わりに、膝を曲げてしゃがみ込み、背筋を伸ばした状態で持ち上げるようにしましょう。この方法だと、太ももの筋肉を使って持ち上げることができ、腰への負担を軽減できます。
次に、畳を持ち上げる際の力の入れ方にも注意が必要です。持ち上げるときに全力で力を入れるのではなく、ゆっくりと一定の力で持ち上げることを意識しましょう。急激に力を入れると、腰やその他の部位に瞬間的な大きな負荷がかかり、筋肉や関節を痛めるリスクが高まります。特に重い畳を運ぶ際は、呼吸を整えながら、力を均等に配分して持ち上げることが重要です。
また、腰ベルトを活用するのも良い方法です。腰ベルトを巻くことで腹圧がかかり、腰椎をしっかりとサポートできます。これにより、腰を抜けにくくし、持ち上げる際の腰への負担を軽減することができます。腰ベルトは、特に重い物を頻繁に持ち運ぶ作業をする場合や、腰に不安がある方には非常に効果的なアイテムです。
さらに、畳を長時間運ぶ際の休憩も忘れないようにしましょう。運搬作業を続けていると、知らないうちに疲労が蓄積し、腰にかかる負担も増大します。適度に休憩を取り、腰を伸ばすストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、腰痛の予防につながります。特に重い畳を運ぶ場合は、無理をせず、こまめに休憩を取るよう心がけてください。
最後に、畳を運ぶ際は無理をしないことが大切です。自分の体力や体調に合わせて、無理なく運搬を行いましょう。どうしても一人で運ぶのが難しいと感じた場合は、他の人に手伝ってもらうか、台車などの道具を使用することで安全に作業を進めることができます。
これらのポイントを押さえて、腰を痛めないように注意しながら畳の運搬を行うことで、安全に効率的な作業が可能になります。
★畳を楽々運ぶための方法とコツ3選/盛岡市の前田畳店の総括
✅ 畳の中心部を持ち、肩に乗せて運ぶ
✅ 畳のビニール紐は持たない
✅ 手カギを使用して畳を持ち上げる
✅ 手カギは深く刺して使用する
✅ 手カギの刺す位置は畳の中心より少し端
✅ 畳を持ち上げるときは膝を曲げて背筋を伸ばす
✅ 畳を背負って運ぶと楽になる
✅ 台車を使って複数の畳を運ぶ
✅ 腰を守るために腰ベルトを使用する
✅ 畳を運ぶ際には無理をしない
✅ 畳を運ぶ前に必ず手を温める
✅ 畳を傷つけないように丁寧に運ぶ
✅ 長時間の運搬作業中には休憩を取る
✅ 畳を運ぶ際の適切な道具を選ぶ
✅ 複数人で作業する場合はチームワークを大切にする
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