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wikipedia記事『競技クイズ』を執筆するまで(1.執筆の大まかな経緯)

今から2、3年前の2021年11月15日 (月) 04:52‎(UTC)に、現在の『[[競技クイズ]]』の雛形を初めて投稿した。どういう経緯で執筆し、どういう過程で書いたのか記録として残す。文章の下手さは目を瞑っていただきたい。

記事を執筆する経緯

そもそも競技クイズとの出会いは、今から約7年前になる。
クイズ界隈のTwitterアカウントを「TOT現象によくおちいる者(@SYK77492007)」として活動していた中学3年の頃に競技クイズという存在を知った。私が住んでいた北九州市は、当時学生が気軽にクイズ触れる機会が無かった。そのため、黎明期の2017年に「みんはや」でクイズを始めた。黎明期のみんはやは、今よりも問題数は少なく、wikipediaに記事がない事象も多かった。そのため、みんなが参照できるように記事を作成したいと思い、wikipediaの編集を始めた。
大学に入学するまでの3年間やっていたWikipediaでの活動は、今考えると黒歴史に匹敵するぐらい幼稚なことをしていました。そのため当時の5chのウィキペディア界隈では「ガキ自警」とか言われて度々たたかれていました。

自警:ウィキペディアの記事の管理を自発的に行なわれている利用者のことを指すスラング。質については千差万別で、管理者などの役職をもつ利用者もいれば、何も権限が持たない利用者もいる。5chの中では、記事の執筆をせずに低俗な自警に走る利用者を嫌う傾向がある。

大学入学後

大学に進学をして、競技クイズを執筆する4ヶ月前の2021年7月5日 (月) 05:26に、ウィキペディアで『ワレワレハウチュウジンダ』の記事を執筆した。この記事が「競技クイズ」を執筆するきっかけです。

この記事で自分は、発祥問題について間違った情報を掲載してしまったし、記事の分野も広げて書くことができませんでした。これに対して、当時の5ch・Wikipediaコミュニティから激しい誹謗中傷・純粋な批判をされまくり、めっちゃ落ち込みました。
しかも、その記事を今の完成度にしたのが、wikipediaのLTAであった真珠王子だったのでとても惨めな気持ちでした。LTAに負けるほど、執筆能力がなかった事が悔しくてたまらなかったし、匿名で誹謗中傷してくる5ch民に対して見返したいという気持ちが強かったです。

LTA:ウィキペディアにおける長期にわたる荒らし行為 (Long Term Abuse)、それを行う利用者
真珠王子:有名なLTA。荒らしも行うのに、善良な利用者アカウントも作成して、秀逸な記事(FA)・良質な記事(GA)も執筆できるほどの技術力を持っている。

©Wikipedia

執筆開始

5ch民を驚かせたくて、自分が執筆できるほど詳しく、まだ記事がない事柄を探していました。そうして見つけたのが「競技クイズ」でした。当時の競技クイズは、2019年6月14日 (金) 02:56に利用者:哲学的ゾンビによってスタブ記事が作成されて、以降はリダイレクト化されていたのでこの記事を書くことができました。

スタブ記事:簡単に言えば、非常に短い記事。記事の内容を膨大に増やせすことが推奨されている。大抵のスタブ記事は、削除依頼に出されて削除・統合・別の記事に吸収される。

リダイレクト化:ある記事へリンクしたときに、別のページに転送する機能。スタブ記事の場合、いちいち削除するのに手続きがかかることから、別の記事へ転送するリダイレクト化にすることが多い。スタブ記事の削除は、大体1週間以上かかる。

しかし、リダイレクト化されていたということは、ネットで簡単に手に入る情報だけでは記事として成り立たせるだけの情報量がないということでもある。そのため、書籍に情報が無いから探しました。6月あたりから『Quiz Japan』などのクイズ情報誌をメルカリから購入していたので、この雑誌なら情報残っていそうだなと思って、クイズ界隈について書かれていると思われる書籍をメルカリから探して購入していきました。なぜメルカリだったのかというとお金がなくて、新品を買うには高かったから。単純計算で5万円以上かかることは分かっていたのでできるだけ節約したかったのもある。

そして2021年8月21日までに自力で集めていた書籍が以下の写真でした。この時点で2万円ほど出費。情報を見ようと思ってこれらの書籍を読んでいた。この最中に赤本『挑戦!!クイズ王への道〈王道編〉』の一文が気に入ったのでtwitterに投稿したら、思いのほかバズりました。あのツイートからウィキペディア作成するために、書籍を集めていたなんて誰も思わなかったんだろうな。

2021年8月21日時点持っていた書籍


2021年8月22日 (日) 15:14に競技クイズの骨組みを作成したときに、歴史や早押し器について言及している書籍がなかったので、当時交流のあったtwitter民のすざくさん(@suzakus)のディスコードサーバー【ホワイエ(クイズ民のたまり場)】で他の出典がないか聞きました。ここでT.Tokunagaさん(@nosei_quiz)やそらしのさん(@IDebator)に出典を教えていただいて、記事のための書籍を集めていきました。

実際に質問した内容

そうして記事を執筆していって、2021年10月15日 (金) 16:41(UTC)に公開できるだけの記事ができました。この時点で、誤字・脱字・衍字、文章と構成の推敲がされていなくて、同じdiscord内でご協力していただいて修正していきました。

10月18日になって、予約していた伊沢拓司の『クイズ思考の解体』が届いた。ツイートの通り、ウィキペディアの出典に使おうと思っていましたが、中身を拝見すると驚きました。「歴史の部分の内容が同じすぎて、ウィキペディアにぜんぜん使えないじゃん!!まじかよ…..え、どうしよう」てね。別に出典で追加することも可能ではあったのですが、"citogenesis"になって批判される可能性が高かったので、記述がない歴史を数行だけを追加することにしました。

"citogenesis":ウィキペディア初出のデマ情報が、調べもせずに書籍にそのまま載ってしまったことで、情報源が循環してしまい検証することが不可能になる。有名なものは「ダニング=クルーガー効果」。もともと科学文献で使われる用語ではなかったが、ウィキペディアによってデマ用語の状態で普及してしまった。

こういう大まかな経緯を経て、2021年11月15日 (月) 04:52‎に「競技クイズ」をリダイレクト解除してページに記事を投稿しました。

(執筆の詳細と後の反応もそのうち書きます。)


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