真冬より寒い春〜17度の壁

寒暖差…朝寒いのに昼間暑いねぇ。
こんな声が聞かれますが、体への負担は単なる温度の差の大きさではないようで、身体への負担温度17度をご存知でしょうか?17度を通過して気温が上下するときの負担が大きいのです。

考えてみましょう。

例えば、真冬に朝の最低気温が−3度、昼の最高気温が9度だとすると気温差は12度ですよね。今の春の時期うっかりすると昼間の気温は20度くらいまで上がります、そして朝晩8度だとすると、これも同じく気温差12度です。
昼20度夜8度は寒暖差がキツい気がしますが、真冬の9度と−3度の日は同じ12度の温度差なのにキツくなさそうな気がしますよね。

人間の身体は汗腺や毛穴を閉じたり開いたりすることによって、体温調節を行っています。最近ではクーラー病でこの体温調節機能が衰えてしまい熱がこもってしまい、自分の体ではクールダウンできない、いわゆる冷房依存症の人が増えていますが…。
この毛穴や汗腺の開閉は17度を境に行われると言います。
ひんやり冷たいわらび餅が爆発的に売れるのは春先の17度を超えた昼間だそうです。

寒暖差ひどいね〜
温度差半端ねー
と言っていますが、差の大きさよりも17度を上回ったり下回ったりという時期、つまり最高気温と最高気温が17度を挟んでいる時期が、毛穴の開閉に自律神経が忙しくなり身体の負担は大きいことを覚えておいてください。

朝小寒くて閉じていた汗腺が、昼間(汗ばむような)陽気で開かされ、夕方また閉じなければいけない。
昼間、気温が上がってきたのに開きそびれると熱がこもり、夕方気温が下がってきたのに閉じそびれると一気に冷える。花冷えと言われるのはこのことで最高気温が7.8度の真冬より、最高気温が20度の春先の夜の方が冷えてしまうメカニズムなのです。

身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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