見出し画像

他人の目が気になる人は自分を受け入れると気持ちが楽になる

他人のことが気になってしまう人、多いですね。私自身もかつてそうした部分がありました。その原因は小学生の時に仲間外れにされたことが原因だと思います。相手にどう思われているのかが気になり、他人の目が気になってしまうわけです。

それで最近、以下の本を読みました。他人の目が気になる人にはぴったりの本です。

他人の目が気になる人は自分の感じ方を否定された人

「他人の目」が気になる病気になっている人たちは、その多くが「プチ・トラウマ」に満ちた環境で育ってきており、自分の感じ方について「どうしてそんなふうにしか感じられないの」などと非難されてきています。

「ありのまま」を認めるということは、自分の感じ方をそのまま認めてもらうということで、実は当たり前のことです。

他人との関りの中から強烈に「自分が悪い」と思わされるんですよね。何か自分に悪いところがあるのだろうと思うわけです。真面目な人ほど、そうした傾向があると思うのです。

また自分の「ありのまま」が認められない人は他人の「ありのまま」も認められなくなります。結果として自分勝手になり、苦しくなるわけですね。ここには評価体質という言葉がありますが、自分も評価されているから、相手も評価してしまうとなってしまうんですよね。それはよく分かります。

リアルな他人とつきあうことが大切

「プチ・トラウマ」によって作られた、「他人とは、自分に評価を下して傷つける存在」という思い込みにそれだけ支配されているということです。「他人とは恐ろしい存在だ」と思っていれば、その実体と深く関わってみようとは思わないものだからです。

人付き合いが苦手という人は、これが当てはまる率が高いと思うんですよね。評価されるというのは本当に嫌なことなのですが、評価される世界に生きていると、評価されることが当たり前になってしまいます。

そうすると人間関係が苦しくなるんですよね。実は評価されても苦しいのです。評価されると評価され続けないといけないので、ずっと他人の目を気にすることになるのです。

これは自信を持てという話にもつながります。

「自信さえつけば」という気持ちは、「『他人の目』から見て自信がありそうに見えれば」ということであり、「自分への評価さえよくなれば」という気持ちとほとんど同じものなのです。

これはその通りだと思うのですが、でも自信がない状態では生きづらいですよね。この本では自分を肯定することが大事となるわけで、それは確かに大切なのですが、少なくとも社会で生活する以上、評価される対象から脱することは難しいのでは?と思ってしまいます。

主体的に感じることの大切さ

「自分が元気になるファッション」というものはあるのです。

この場合は「他人の目」問題から完全に解放されているのがわかると思います。
「人からどう思われるか」という評価の対象としての自分ではなく、「おしゃれする自分が楽しい」と主体的に感じる自分になっています。

自分が楽しむ、自分を肯定するというのは確かに大切ですよね。今の自分が凄いと思うのではなく、ダメなところも含めて自分だと受け入れて楽しむ。でも、意外とハードルは高いです(笑)。

3つの「つながり」を持とう!

他人の目が気になる人は「つながり」が大切になります。つながる先は①相手、②自分、そして③現在になります。

目の前の相手の「ありのまま」を認めることで、①相手の③現在とつながり、そのつながりを感じることで②自分の③現在ともつながることができるようになるのです。

このように目の前の相手の「ありのまま」を認めることは、とても大事なんですね。その結果として、自分の現在ともつながることができるのです。ただしこの本でも書かれていますが、つながる相手は誰でも良いわけではなくて、「ありのまま」を受け入れてくれる安全な人を選ぶ必要があります。

この本にはこうした考え方に基づいて、ケーススタディもありますので、参考になればと思います。

自分の居場所を変えることが大事

他人の目が気になる人や自信がない人は、「そんなの気にするな」「もっと自信を持て」と言われたことがあるでしょう。それは自分が変わらなければならず、非常に苦しいはずです。

もちろんその苦しみの先に変化があるなら良いのですが、そんなに簡単に人は変われないのです。だとすればどうすればいいか。それは自分の居場所を変えてしまえばいいのです。

他人が気になるのであれば、気になる人が少ない環境に行く。他人の評価が気にならない場所に行けばいいのです。「それも難しい」というのはわかりますが、自分を変えるよりは楽です。

苦しい時があった時は、自分が悪いと思うのではなく、環境が悪いと思って、環境を変えてみるのも良いのではないでしょうか。私はそれで会社の経営側になりました。仕事は大変ですが、精神的には安定しています。苦しんでいる皆さんも自分の居場所が見つかることを願っています。

これからも記事を更新できるように、サポートをお願いします!サポートされるとかなり喜びます。