【iPhoneの話 〜保留機能からデザインを考える〜】
ヒントアプリについて
iPhoneにはヒントというアプリが入っている。
これは取説のないiPhoneの機能を説明する働きを持つアプリであるが、その存在はあまりクローズアップされない。
ちなみに、このnoteのトップ画像のアイコンが、そのヒントのアプリのアイコンです。
その中から、今回は、通話中の保留機能についての紹介をします。
保留機能について
固定電話なら当たり前のように付いている保留機能(昔はなかったですね)
ですが、実はiPhoneにもその機能があることを最近知りました。
しかも、普通に保留ボタンがあるのではなく、通話中に表示される画面のうち消音(こちら側のマイクを切ること)ボタンを長押しすると保留になるようです。
大事なことなのでもう一度書きます。
消音ボタンを長押しすると保留になります。
説明のリンクはこちらです。(iPhoneのヒントアプリでも確認できます)
これって不思議ですよね。
画面上、1つくらいボタンを追加しても余裕があるように見えるのに、わざわざ長押しというギミックを使っているんですよ。
おそらくこれを見た95%以上の方がこうツッコむでしょう?
「だれがそんなんわかるねん!!
って。
そこから考えるUIとUX
根拠はないので、あくまで推測ですが、元々iPhoneには保留機能なんてなく、追加でつけることになって、機能的に似ている消音機能とボタンを共有して使うという発想になったのではないでしょうか?(完全に推測です)
でも、理由がどうであれ、UI(User Interface)としてUX(User Experience)としては少し残念な機能ではないでしょうか?
せっかく機能が搭載されているのに、ユーザに認知されなければ意味がないですよね。ボタンを追加した場合、保留機能があることに認知されるのは容易なことではないでしょうか?
固定電話ほどではないですが、スマホでも誰かに代わってほしいと取り継ぐことはないこともないですよね。そんな時にあると便利なのが、この保留機能。
iPhoneの保留は消音ボタンを長押し
今回はこれだけ覚えれば十分です。
最後に一言
作ったのなら使ってもらえる工夫が必要。
気づいてもらえないのなら、それはないことと同じ。
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