コーディング中の画面

プログラマーとは横着者?

タイトルは私が思っているプログラマー像です。

私自身プログラミングを仕事としていますが、プログラミングで実現されるコトって人の手でやれば、時間がかかったり、手間がかかったりすることをコトなのです。

つまり、プログラマーというのは、如何に横着者であるかが大事だと思います。特に、新しいモノを生み出すときは、横着度指数が高い方がいい

なぜ、そんなに横着者でないとならないか?

答えは簡単です。

成果物であるアプリケーションであったりファームウェアであったりを使うのは、エンドユーザーなのです。


では、エンドユーザーは何を求めているか?

如何に簡単に使えて、如何に思い通りの結果がでることではないか?

もっとわかりやすく言えば、取説なんて読めなくても感覚で使えるものがいいんです。

そうなのです。ユーザーというのは往々にして横着者なのです。その横着者の要求に応えるためには、開発側も横着者の発想を持っていなくてはならないのです。

だから、日頃から、これが自動化されると、早く終わるだろうなという目や、これが自動化されたら、簡単だろうなという目を持っている必要がある。

もちろん、企業に勤めていて、開発するものが決められて、それに従うような場合はそこまでの視野は必要ない。

ただ、自分の仕事を簡単にするにはどうしたらよいかという目は持っているに越したことはない。

また、企業で開発する立場の開発者でも、ユーザーができるだけ取説というものを手にしなくても使えるインターフェースを構築する視点は必要である。

これは、高校時代のとある数学教師の言葉である。

数学というのは横着者の学問だ。

この言葉を聞いたときは、自分の教える学問をそんな風に言っちゃうんだ?という程度に聞いていましたが、未だに覚えている言葉です。

今更ながら、その意味が理解できました。

数学は算数の発展では無く、算数でやってもできなくないことを、公式というものを導入することで、手間を減らして、誰でもその公式を知っていれば解けるようにした学問であり、その公式を開発していく学問であり、数というものの謎を解いていく学問である。ということを示したのが先述の言葉ではないかと思います。


便利というのは、横着者の欲を満たすことが命題。

横着度をあげ、便利を追求する者がプログラマーという職業だと思う。

実際、職業プログラマーは厳しい職環境になることが多いと言われているが、それは、需要と供給がマッチしていないだけ。

プログラマーというのは、何も特殊な仕事でもない。なぜなら、扱っているものは、言語なのだから。

今日有ったことを話すように、コンピュータが理解できる言語に翻訳しやすいように設計された文法通りに言葉を並べるだけなのです。

言語はほとんどの人が日常で使っている道具です。
その道具をコンピュータを動かすために使っているだけで、他には何も特殊なことはない。わからなければ、インターネットで検索すれば、ヒントや答えは転がっています。

少し話は逸れましたが、プログラマーとは、(物事をより簡単に、誰がやっても同じように使えるようにソフトウェアを開発する)横着者なのです

では、この辺で。


素材について

今回のヘッダー画像はこちらのフリー素材を利用しています。
フリー写真素材ぱくたそ


※一部体裁を整えました。(2017/12/10 22:56)
見出しやヘッダー画像など。


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