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一度だけ行ったシェアハウス・サクラ荘の思い出

どうも、とったんです。

ぼくはGW期間中、家でひたすら積読していた本を読み漁っていた。
何がゴールデンだ、灰色の一週間じゃないか。
とはいえ、インドア派のぼくにとって外界の刺激よりも、
自分自身の心の動き、内的活動を活発にすることの方が楽しく感じる。
これはこれでよい休日の過ごし方だ。

さて、GW中に読んだ本の一冊に、にゃるらさんの『承認欲求女子図鑑』(三才ブックス)という本がある。
自らADHDであることを公言し、その多動性を生かして自身の体験談や一風変わった人たちにインタビューをSNSに公開している「にゃるら」さんが、SNSを通じて知り合った「ヤバい」女子たちに会って、生きにくい現代社会をどう生き抜いているのかをインタビューしたものをまとめた本である。

掲載されているどの女性も前向きというか開き直っていて、インタビューの末尾だけ見ているとこれからも上手くやっていけそうな雰囲気がある。
しかし、すこし立ち止まって、要素一つ一つを改めて考えてみると結構な綱渡りで生きているし、本に掲載されているのも女子の闇の氷山の一角に過ぎないと思う。ちょっとしたきっかけで均衡が崩れて、瓦解しそうである。

そんな本の中でシェアハウスの話題が出てきた。
心の弱い人たちがお互いを支え合う場所、シェアハウス。
心の傷を持ったもの同士共感しあうものがあるため、サポートがしやすい。一方で、人間関係等のトラブルが生じやすい側面もある。
ぼくはそんなシェアハウスを一度だけ訪ねたことがある。

ぼくは大学時代一人暮らしをしていて、身の丈に合わない良い部屋を借り、親から仕送りをもらい、何不自由なさそうに思える空間で過ごしていた。
周囲には環境が恵まれているねとよく言われていたが、当時のぼくは精神的な自立がまだ伴っていなくて自己管理ができず、なおかつ精神的に不安定だった(今もそうかもしれない)。
ちゃんと自立できた人間からすれば素晴らしい環境だったのかもしれないが、親への依存心が強くて精神的にも未成熟なぼくにとって本当に身の丈に合わない場所だった。

思えば、ぼくは自分の意思で決定することを避けてきた。
自分の進路を考える前に親から県内の教育大学に行くように指定され、
文理選択の際も元々文系志望だったのに「今後の選択肢が広がるから」というあいまいな理由で理系を選ぶよう親から指示されて選択し、最終的に文転している。軸がぶれている。
教職を目指したのはやっぱり親からの指示で、「教員資格をとれば就職に有利だから」の一点張りでそれに従った。大学費用をだしてもらっているし、そこは従わざるを得なかった。
就活のさいも口出しを受け、とりあえずの内定を得るために受けた飲食店の面接を受けた際に「そんなところに入るな!内定とれても辞退しろ」と怒鳴られ、パニックになったぼくは気が動転して就職先の選択肢から一般企業や聞いたことのない名前の会社を排除してしまった。就職の件は自業自得な面はあった。

・・・というかぼく、何でもかんでも親のせいにしすぎでは?という気がする。
自立するチャンスはいくらでもあったはずなのに、みすみす見逃してきたつけが回ってきただけではなかろうか。

ちなみに生産的な意見を言うと、
自己否定しがちな人は客観的に分析するときに原因を一旦誰かのせいにして自分からそらすと、事実を冷静に見つめることが出来るらしいですよ。

とはいえ、当時のぼくが達観した境地にいた訳じゃないし、選択できなかった、選択肢があったことに気づかなかったことを後悔したり恨んだりしたとてなんの生産性もない。
過去の選択を分析して、これから訪れる似たような選択で失敗しないようにすればいいのだ。麻雀と同じだ。

どうでもいい自分語りはこの辺にして、本題に移ろう。
シェアハウスの話だ。

ぼくが訪ねたのは、オープンシェアハウス・サクラ荘という場所である。
サクラ荘といっても、ペットな彼女や風邪ひいたときにサムゲタンを出すあれではない。それはさくら荘だ。

サクラ荘は京都大学界隈のシェアハウス。月に一度定例会を開いていて、参加料を払えば学籍、年齢関係なく参加できる。
生粋のコミュ障であるぼくが人の集まる場所に自分から行くのは、当時からしても珍しいことだったのだが、それには理由があった。

当時のぼくはいわゆる「オタサーの姫」に関心があった。
身近にそれっぽい人がいたから、というのもあったけど、
大学サークルで派閥争いが起きるという脚本(未完)を書いていて、その主要人物の一人が「オタサーの姫」という設定だったのだ。
もちろん一般的なイメージで書いても問題なかったのだが、脚本指南書を読み漁り、変にかぶれていた(気取っていた)ぼくにとってそれだとリアリティがなさすぎると問題視していた。

「派ァァーーーーー!!」
そんな折、演劇部の先輩、演劇部のTさんがサクラ荘を紹介してくれた。
演劇部のTさんは一学年上の先輩で、大学自治会に所属しているため京都の大学・演劇界隈に詳しく、いろいろな情報を持っているすごい人だ。
脚本のアイデアを質問しただけでこれが出てくるなんてやっぱり高校演劇出身の人はすごいなぁ、と改めて思いました。

そんなTさんによると、サクラ荘の主催者(?)は「サークルクラッシュ同好会」の会長なのだそうである。
「サークルクラッシュ同好会」!?
いきなりのパワーワードである。
「サークルクラッシュ同好会」とは京大のサークルの一つで、オタクサークル(オタサー)で起きる男女のトラブル、それに伴うサークルの崩壊(クラッシュ)の原因を社会学等の見地から研究するサークルである。
その人とTさんは知り合いだそうなのでインタビューできるよう取り持ってくれるそうである。

そんなこんなでぼくはサークラ同好会の会長にオタサーの姫についてインタビューを実施することになった。
ぼくが書く脚本は大概超展開というか雑展開なのだが、現実はもっとぶっ飛んでいる。脚本書くよりルポライターやっているのが向いてるかもしれん。

ところでぼくは、ぼく自身精神が病んでいるタイプだからなのか、
人の心の闇を覗き見るのが好きだ。
(一方でぼくの心の闇を覗かれるのは嫌いだ。他人の裸を見たがることと、自分の裸を見られたがることは別問題なのと同じだ)
病む気持ちが共感できるし、病むまでの過程・起きてしまったことを知ることで自分自身の悩みの解決に活用できるからだ。

さてここから、サクラ荘で実際に目にしたこと体験したこと、サークラ同好会会長へのインタビューのうろ覚え回想録、コミュ障を発揮して他の人と全然話せなかったこと等を語っていく予定だったが、ちょっと疲れたのでこの辺で切り上げることにする。
また気が向いたら続きを書くかもしれない。
とか言って、お前は何個企画を放置したと思ってんだ。

いいじゃないか別に!!!!!!!!!!!
ぼくは!!!!!書きたいときに!!!!!!
書くんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!れ

ところで、「!」の後に「れ」がつくことがあるのって、なんでだろうね?(↑はわざとつけた)


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シェアハウスだけに!!!!!!!!!!!!(劇寒ギャグ)


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