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空に浮かんで~出産当日の朝②~

前回の記事はこちらです。

娘の出産当日について書き綴ります。

※出血のシーンなどもあり、緊迫した一日でしたので、不安な方は読むのを差し控え下さい。


朝からお腹が張るかんじがありましたが、体拭きの後に出血が起こりました。

恐る恐る夫にライン。

私「お腹張って、また赤い出血が始まってる。どうなる・・・」13:56
夫「薬いれるのかな?」14:03
私「最終」14:56

「薬」というのは、昨晩主治医のM先生から説明があったもので、点滴している張り止めの薬が効かない時は、最終的に座薬を入れたいので、サインをしてほしいと言われたものでした。

点滴で効かない場合でも、座薬ですごく効果がみられることがあるから、と。

胎児への影響はほぼないと思うけど、絶対とは言えないのでサインがほしいとのことでした。

主人と朝方に相談して、サインして返したばかりでした。

病室には、身体拭きをしてくれた看護師さんがいてくれましが、特段慌てたふうもありませんでした。

そうこうしているとまたお腹が張った感覚があり、それと同時に出血した気がしました。

看護師さんが見てくれて、ナースステーションかどこかへ携帯電話で状況を説明していました。

また張り。

ドバっと出血した感触。

看護師さんが再度連絡。

突然、病室(個室)にお医者さん3人と看護師さん数人が慌ただしく入ってこられました。

そのまま病室のベッドで内診。

夫「出血量は多いの?」14:26
私「多い。お医者さんがいっぱい部屋にきてる。」14:29
私「前みたいにでる」14:30
夫「病院にいかなくて良いのかな?」14:32

ここでラインは途切れます。

「前みたいに」といのは、数日前に病院を転院することになった出血のことです。

しばらくして、出血が止まりました。

お医者さんと看護師さんが、わらわらと病室を出て行かれました。

残った看護師さんと様子を見ます。

看護師さんから、ご主人に連絡をしておくように言われたので、先ほどラインで連絡したことを伝えました。


しばらくすると、また張りとともに、出血が始まりました。

さっきよりも多い。

看護師さんがまた携帯電話で連絡すると、先ほど同様に、3、4名のお医者さんと看護師さんが来られました。

内診。

ふあん。不安でいっぱいでした。

見たことのないお医者さんが、内診した先生に

「張り止めの座薬使ったら?」

と言っています。「サインはもらった?早い方がいい」と。

別の女医さんが座薬を入れました。

張りが収まることを祈りました。

でも一向に収まらない。

多量の出血が、お腹の張りに合わせて起こる。

恐怖でした。

知らない先生たちに囲まれて、先生たちも手をこまねいていて、自分でも制御できない出血が、突然起こる。


そこへ、主治医の女医のM先生が来られました。

安堵して涙が勝手にあふれました。

内診してくれた男の先生と相談しています。

出血量がかなり多い、と。

どうなるんだろう。

だんだん意識がもわんとしてきました。

つづきはこちら。


これまでの経過はこちらです



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