見出し画像

病気になってあきらめたこと

統合失調症になってあきらめたこと…
たくさんありますが(旅行とか映画館とか)
1番最初にきっぱりとあきらめたことがあります。
趣味で続けていた茶道です。

あくまで趣味で、細々と習っていただけなんですが茶道が好きでした。
静かな整えられた茶室で、お釜でお湯を沸かして、そのお湯が沸く音を聴きながら作法に従ってお点前をする…
そんな非日常な時間が好きでした。
お茶の先輩は優しい人ばかりで、お稽古の合間のお喋りも楽しみのひとつでした。
ただ、

お茶ってお金と時間と心に余裕が無いとできません。

先輩たちは余裕のある(ように見える)方々ばかりでした。
私はもともとフルタイムで仕事をしながら習っていましたが、
自主練習の時間がとれず、うろ覚えでお稽古に臨んだことが何度もありました。
お茶会のお手伝いなどで、自分の休みをつぶしてお稽古以外の日に参加しなければならないこともあります。
ある程度の時間を確保できないと上達できません。

逆に時間に余裕のある現在は、
お月謝と季節のご挨拶(お中元、お歳暮の時期にお月謝各1ヶ月分)に加えてお免状代
を継続して支払う経済力がないという…

本当にお金と時間と心に余裕が無いと続けられないお稽古です。
もちろん努力して時間を捻出して続けている方もたくさんいらっしゃると思います。
ただ、統合失調症になった私はそこまでの情熱を持ち続けられませんでした。
30〜40分かかるお点前を今の自分の能力で覚える自信が無い、というのもあります。

師匠には、統合失調症が判明した時に病気で入院することになったと伝え、そのまま無期限のお休み状態になっています。
今時間があるせいか、時々静かなお茶室と優しい先輩たちとのお喋りが恋しくなることがあり今回の記事を書きました。

もしも認知機能障害が改善して自信がついて、もう少しお金を稼げるようになったらもう一度茶道に関わりたいです。
これも寛解への目標ですね。


サポート大歓迎です!いただいたサポートは全額活動費に使わせていただきます。