「僕と野球と息子の日記」⑫

今、僕の長男は高校3年生。
次男は高校1年生です。

同じ高校に通う2人。
兄弟であり、同じ野球部の先輩・後輩でもあります。

野球好きの方はご存知でしょうが、今年は「甲子園」が中止となりました。

小学生から野球を始めた長男。
「甲子園に行きたい」
「甲子園でプレーしたい」。

まぁ、本当に行けるかどうかは別の話ですが、野球少年が夢見た舞台が、今年は無くなってしまいました。

「甲子園中止」の報道が出た時。
「当たり前だ」
「野球だけは特別だと思ってるのか」
などの言葉をネットで見かけました。

仕方ない事です。誰も悪くない。
悪いのはコロナであり、その決定には、文句も言えませんし、言う気もありません。

でもね。
「野球だけは特別だと思ってるのか」
の発言には、心を痛めました。

そんな事、思ってねーよ。
野球だけが特別なんじゃなくて、小さい頃から夢見て来た舞台。
夢見てきた時間。
夢見てきた努力。
夢見てきた親子の時間。

そのすべてが特別なんだよ。

そして、それは野球だけじゃなくて、サッカーでも剣道でも、卓球でも、ジャンルに関係なく、すべての競技において、すべての親子にとって、特別なんだよ。

僕はそう思ってしまった。

もう1回言いますが、悪いのはコロナであり、色々な大会が中止になる事も、当然であり、仕方ない事です。


僕達親子が夢見た大会は、なくなってしまったけれど、
地方の最後の大会は行われる事になった。
何もないまま、部活が終わってしまう事も覚悟していた僕達には、ありがたい大会だ。

この大会に向けて
今まで積み上げて来た努力を、全てブチ込んでほしい!

そして、長男に向けて、僕がずっと言えなかった言葉。
「頑張れ!」
を、今、言ってあげようと思う。


#野球
#甲子園
#親子の話

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