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ローグライク(仮)ダンジョン生成第2弾

今日はダンジョン生成の新たなアプローチを試していた。

ダンジョン生成をグラフィカルに見れるツールを作っていて、この画面では予め設定したルールを使ってダンジョンの状態を見たり、ダンジョンが生成される過程を見られるようにしている。

今回はセルオートマトンを使ったアプローチ以外にもいくつか処理を加えている。

モザイク

例えば次の画像をモザイクすると2枚めのようになる。

この処理は、平均色に直す単純なものなのだが複雑なダンジョンを単純化させることができるようになる。

ここで何をしているかというと、セルオートマトンによって生成された「少し斑がある画像」をその斑を維持したまま複雑に入り組んだ場所をぼかしている。これによりダンジョンの単純化が可能になる。

エッジ検出

エッジ検出とは画像処理のひとつで、画像から輪郭線を検出して画像化するものである。
先程のモザイク化したダンジョンをエッジ検出してみるとこうなる。

ここで、モザイクの大きさのセルと最初に作られた斑がそのまま反映されている。
一定以上暗い部分を取り除くと迷路のようなものができあがる。

そしてダンジョンとしての後処理(部屋を作ったり到達不能場所を消す処理)を施した結果が以下のようなもになる。

このようにして、今までとは変わったダンジョンを作ってみた。


今までのダンジョンはこのような曲道の多い自然にできた場所のようなものだったが、今回のアプローチでは直角的な長い廊下の多い人工的に作られた場所を再現できているのではないだろうか。このように違った方法を用いればまた違う趣のダンジョンが生成できるのだ。

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