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[全文無料・音楽の夕べ 0006] 第六夜 - かすかな言葉はさようなら - 細野晴臣・矢野顕子「終わりの季節」

みなさん、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

もう松の内も明けて、「今頃かよ?」お思いの方もいらっしゃるでしょうが、そのくらいはいつも平気でズレまくっている、西インド在住としべえでございます。

今日は音楽の夕べ第六夜ということで、誰の何の曲にしようかなと思っていたところ、noteでは最初期の頃より適度な距離で遊ばさせていただいているyosh.ashさんのちょっと前の記事、
  Rei Harakami - Owari no kisetsu
  https://note.mu/yosh_kyoto_ash/n/n9884bae83624
が目に入りました。

ん、レイ・ハラカミ? 村上龍のもじりかい? などとおかしな連想が浮かびながら見てみると、エレクトロなミュージシャンの方でありまして、ymoでおなじみ細野晴臣大人の「終わりの季節」という歌をカバーしてらっしゃいました。しかも本名、原神玲、そのまんまです。

原神さんの楽曲も素敵なのですが、そのサビの「それで救われる気持ち」というところを聴いていて、「あ、この歌、知ってるな、でもどんな歌だったっけ、ymoでやってたかな」と思って(森田)けんさくしてみると、細野さんが矢野アッコちゃんとデュエットしてるバージョンを発見。

1995年のテレビ番組でのライブのようですが、前回の土岐麻子さんがちょっと矢野顕子氏を思い出させるフレーズを歌っていたので、ぼくの中ではきれいにラインがつながってます。

久しぶりに聴くアッコちゃんも、いや味のない愛らしさがいい感じですし、細野さんの朴訥な歌いっぷりも心に沁みます。

この二人のライブだったら90分フルセットで聴いても聴き足りないくらいだろうなと想像します。

細野さんは、テクノポップを実質的に創ったymoのメンバーとして知られますが、もともと大滝詠一、鈴木茂、松本隆と組んだはっぴいえんどで日本語ロックの礎を築いた人でもあります。

そしてはっぴいえんど解散後の初のソロアルバムでこの「終わりの季節」を発表したのでした。今を遡ること45年の大昔、1973年(昭和48年)の話です。

別れを歌っているのだけれど、とても優しく暖かいので、表には悲しさを感じさせない、それだけに心の奥で震える気持ちの繊細さが伝わってくる名曲です。
(いやー、ぼくホント別れの歌、好きなんすよねー ;-)

アッコちゃんのピアノと細野氏のベースの流麗な掛け合いも存分にお楽しみいただける逸品です。

お時間のあるときに、ゆっくりと、何度でも聴いてみてください。

てなわけで今日はこの辺で。
それではみなさん、ナマステジーっ♬

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