ネパール、ルンビニ。宿のベランダからの眺め。
昨日からネパールのルンビニに来ています。
ここルンビニは、お釈迦さまの生まれた土地として、聖地公園が整備中で、仏教国からの巡礼者が絶えません。
トップの写真からも想像がつくように、茫漠とした土地柄で、常夏の風土の四月は雨も少なく、なんとも埃っぽいもので、快適な観光地というわけではありません。
インドのビザが切れると、陸路でネパールに入り、ルンビニに寄るのが、奥さんとぼくの二人旅の最近のパターンです。
明日からはヴィパッサナー瞑想のセンターで、10日間の合宿コースに参加します。
インドの大きくてにぎやかな街から来ると、ネパールのルンビニは本当に小さな街で、賑わいは聖地公園のメインゲート近くから伸びた一本の道沿いに、宿やレストランが集まる程度のささやかなもので、少し奥まったところに宿を取ると、ひねもすのたりなゆったりとした時間が流れているのです。
お釈迦さまのお母さまのマヤデヴィ夫人は、出産のための里帰りの途中で、このルンビニの地で産気づいてお釈迦さまを産み、その後じきに亡くなられたと伝えられています。
お釈迦さまが、そのような不遇な生まれをなさり、人生を苦しみと見たことが、のちの仏教の発展につながったのです。
そんなエピソードを持つルンビニの地で、初期仏教の瞑想法であるヴィパッサナーの練習をすることは、大変貴重な機会だと思っています。
人生にはつきものの、様々なしんどい経験と静かに向き合って、少しでも穏やかな気持ちで日々を送れるように、瞑想の練習に励みたいものです。
というようなところで、今回は短めの記事ですが、近況報告も兼ねさせていただきました。
コースが明けたら、また何か書こうと思います。
それではみなさん、ナマステジーっ♫
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