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クリスマスに成り行き任せでお菓子の家をつくってみた

クリスマスといえば、憧れのアレ。

12月に入ると、街は一気にクリスマスモード。
この楽しげな雰囲気にあてられて、前から挑戦してみたかったことがあります。

それは、お菓子の家をつくること。

ふとカレンダーを見ると、今年は12月24日・25日ともにお仕事が休み!

「これはもう今年やるしかないっしょ!神の啓示だ!」

最初に書いておきます、私は普段、お菓子作りを全くしません。
毎日のご飯料理も米を炊く以外は分量・時間など計らず、段取りもしないズボラさ。
こんな私に、壁や屋根の設計までするような、繊細なお菓子の家作りは無理。

一から手作りは諦め、ネットで「お菓子の家 簡単 キット」で検索。
すると、無印やIKEAでお菓子の家の形に焼かれてあるジンジャーブレッドクッキーが販売されているとの情報が!
詳細を見ていくと、IKEAのキットのほうが大きくて安い。なんと約600円。

「これがいい~!絶対これで作る!」

クリスマス一週間前の休日、ノリと勢いで高速を飛ばすこと2時間。
県をまたぎ、最寄りのIKEAに突撃。
店内の詳細は省きますが、まるでディズニーランドのイッツアスモールワールドに乗っている時のような楽しいところでした。


無事ジンジャーブレッドクッキーを手に入れました。
往復の高速代のほうがネット購入時の送料より高くついたことは目をつぶろう。楽しかったから良し。

12月20日、イオンのお客様感謝デー。
ほぼ全ての商品が5%オフなのを良いことに、お菓子を爆買い。
具体的には何も決まっていないくせに、なんか使えそう!というだけで買い物カゴに入れていく考えなし発揮。

「お菓子の家を建てたら、これとこれとこれと…
こんな感じで飾り立てるんだ!」

さらに帰り道、セリア(百均)に寄って、スーパーでは売っていなかったアイシングペンと装飾系菓子を購入。
ダイソーはあまり販売していませんでしたが、セリアの品揃えはすばらしいです!お菓子作りをお手軽にしたい方は一度行ってみるといいですよ。
15分くらい製菓用品コーナーにいても全く飽きず、かわいい~綺麗~と言いながらふらふら眺めていました。

なんやかんやで5,000円ほどの出費。
コレ素直にケーキを買ったほうが安く済んだのでは…?
いやいや、私は今、お菓子の家をつくるという経験と思い出作りに投資したのだ。実行あるのみ、です。

ご飯の買い物も混ざってはいますが、恐ろしい長さのレシート×4枚。

 

お菓子の家を建てる。

24日当日。
前日までに購入したものを並べてみました。

…うーん。ちょっと買いすぎたかも。
まぁ余れば普通におやつとして消費するから問題無し。

  

大きなお皿は持っていないので、オーブンの天板にラップを敷いて使うことにしました。
ルヴァンのクラッカーを敷き詰め、土台にします。

この上に家を建てるのですが、アイシングのくっつかないこと!
押さえつける手に力がこもり、壁面のクッキーを2度も割ってしまいました。先行き不安。
製菓知識のないままぶっつけ本番で挑んだため、コツもわかりません。
とりあえずたっぷりめに使うことでなんとか接着に成功しました。

「もうね、失敗してもどうせお菓子だから!
胃に入っちゃえばみんな同じだから!」

壁を建てるのはまずまず成功です。
しかし、家の中がすっからかんなのは寂しい気がするな。
そう考えた私は、買い込んでいたお菓子で家具をつくります。
(何を隠そう、前々からそのつもりなのでした!)

黒のアイシングで手が墨を触ったようにべたべただったため、完成後に撮影した写真です。
壁が割れたのを直そうと奮闘した痕跡がはっきり見えて残念感。床もガタガタ、明らかに欠陥住宅…。

 

ビスケットのテーブルと、しるこクラッカーの椅子です。脚はトッポ。
壁にはアルフォートの絵画も飾ってみました。

 

ウエハースとアイシングで作ったピアノ。鍵盤がガタガタなので、夜中にガタガタ動いてジングルベルを演奏するという曰く付き。
隣はキャラメルを温め、変形させて作ったチェロ…もといサイズ的にコントラバス。

 

暖炉には薪として小枝がちゃんと入れてあるのです。

 

これはソフトぼうしの籠に、裂けるグミで作った毛糸玉と極細ポッキーの編み針。何気にこれが一番の自信作。

  

楽しい内装工作の時間はおわり。
屋根を取り付けます。
乗せるだけで崩れてしまったら元も子もないので、しっかり固定しちゃいます。

さよなら私のお部屋…封印!!

家の周りにキャラメルクランチ・チョコクランチをばらまいて土にします。
作業中のテーブルの上が汚いのはご愛嬌。

 

もう少しクリスマスっぽく飾り付けたいな。
ここでクリスマスの主役、サンタとトナカイのコンビが登場!

腕を組んでなかよしさん。
サンタオーラを表現した銀と赤のアラザンも周りに撒いて、明るい雰囲気に。

  

これは雪だるまくんとIKEAのキラキラクリスマスツリー。
日陰のような色合いの地面になったので、きのこも生えてきちゃいました。

 

「ここの入口のドアはね、誤って上下探さに建設しちゃったから使えないよ!」

そうです。接着を間違えました。
無理に通ろうとする子がいないよう、通せんぼしてくれる雪だるまたち。
ところでお家の中へはどうやって入るのかしら?

  

屋根に粉砂糖と、セリアの銀箔シルバーシュガーをふりかけて、
キラキラ光る雪化粧。

完成!

全体像はこんな感じです。
端っこの三角コーンは、壁が崩れ落ちそうなので注意換気に。

なかなかいい感じにできあがったのではないでしょうか!
そしてとても楽しかったです!

 

反省会という名の製作ポイントアドバイス。

その①

結構な量のお菓子を購入しましたが、結局少しずつしか使いませんでした。開けてもいないお菓子もいくらかあります。

本当はビスコで本を、ウエハースで本棚を作ってたてておきたかったし、マシュマロでベッドも作りたかった…。
ちゃんと家自体の間取りを決めず、行き当たりばったり一発勝負にしてしまったため、土地が足りませんでした。

はじめに設計計画をたてておき、寸法も測ってから買い物に行くと無駄遣いしないと思います。

え?今回余ったお菓子ですか?
全て、おやつにおいしくいただきます。一ヶ月はお菓子パーティーですね。

 

その②

アイシングをうまく使うにはコツがいるようです。市販品は割とすぐ乾くし冷めます。失敗しても剥がしにくいです。

私は途中で挫折し、チョコペンで接着しました。

器用さと素早さに自信がなく、乾いて固まるまで待てる根気のある方は、チョコペンのほうがおすすめです。

 

その③

これは時間とともにへたってしまったチェロもといコンバスです。

壁に立て掛けておいたのですが、まるで眠りについた龍のような形になってしまいました。
キャラメルアートを飾る際は、成形後しっかりと冷ましてからにしたほうが良いでしょう。

  

おまけ。


作ったあとはきちんとおいしくいただきました♪

甘いものが得意でも、クリスマスディナー後のデザートには少し重いです…。
3~4人以上で分けあうと、当日中でも食べきれると思います。
せっかくなので、食材を無駄にはしたくないですからね。

金木犀のお茶を添えて、さっぱりと。
ジンジャーブレッドクッキーは、結構ジンジャーの風味が強く、とても美味しかったです。
ミルクと相性がとても良いと感じました。


製菓の知識がなくても、市販の製菓用品やお菓子を使って、それなりのものを作ることができました。
 
製作時間は3時間。
昼食を終えて一息ついてから取りかかっても、夕食前にはできあがり。
クリスマス当日でもまだ間に合います!
皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?



☆追記☆

どなたか、建築の知識をフル活用して、お菓子の家を基礎から作る企画、やってみていただけないでしょうか?
見てみたい…。本格的な食べられる家作り。

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