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海岸通りポストカードカフェの感想を書いたバイヤー猫

更新者前書き

ご無沙汰しております。
スラムダンクの映画見に行きました。私スラムダンクは漫画を一周しただけで、特別ファンというわけではないのですが、この映画は最高でした。マジ最高。
ストーリーももちろん最高なのですが、映像と演出が最高。粋の良さを感じるというか、自然なのに熱く印象付けさせる音楽と映像のアングル。語りすぎず、息遣いや表情で語る品のよさ。そして何より最高に熱い!!!
やっぱ熱い映画最高です。映画見終わった後にものすごい疲れるんですよ。全く体動かしていないに心臓バクバクになる感じ。
スラムダンクちょっとでも知っている人は見に行ったほうがいいです。

今回は海沿いのカフェの話かな?バイヤー猫の読んだ本は果たして熱いのか!?

海岸通りポストカードカフェ 吉野万理子著


横浜・みなとみらいの万国橋のたもとにあるカフェが舞台の群像劇。
ポストカードを販売するカフェではなく、カフェ宛に送られてきた葉書が展示・「永遠に」保管されている。例えば『ポストカードカフェ気付け○○様』というように。そして送られてきた宛先の人にはカフェから案内状が届く、『〇〇様宛に葉書が届いております。一度、当店へお越しいただければ幸いです。』と。

最初のお客様はツタ学園と呼ばれている女子校の五月雨先生へかつての教え子からの意味深なはがきが届く。生徒を思い出せなくても気になる五月雨先生は徐々にカフェの常連客となり、回を重ねる毎にその生徒へ近づいていく。
カフェの常連客だったカップル、元夫の帰りを待ち続ける睦子さん、娘と疎遠になってしまった元大手企業の重役の男性など、誰かに当てたはがきの役割は人それぞれ。そしてはがきを待つ側、そして送る側の事情も様々。
「永遠に」保管される葉書は思い出を保管しているのと同意。その思い出を残しておきたい人も忘れたい人もいて、必ずしも思い出が永遠に輝いているわけではない。
「永遠に保管」されるというコンセプトにファンタジーな夢物語を想像していたけれど、なかなか現実的で、人の身勝手さや健康上の理由、犯罪要素も含まれた話があり、無条件に心暖まる良い話ではない。まぁ、それでもカフェ、喫茶が舞台の話ってこういうお店があったら行ってみたいなって思うもので、例にもれず行ってみたい気持ちにはなった。食べ物が充実しているので、がっつり食べたい方にオススメの模様。ポストカードカフェの所在地の記載があるので検索もした。モデルになったお店があるのでは?と思うのでいつか訪れてみたい。

同著者の作品で『思い出あずかります」は思い出を質に入れてお金をもらう話。引取に行ってもいいし、そのまま質流れにするのも自由。20歳以上の大人は利用することができないルール。
私見だけど、思い出をとても重要に扱っている作家さんだと思う。

評価

バイヤー猫に評価を聞いてみたところ
評価は★★★☆☆
だそうです。
普通よりちょっと良いぐらいだそうです。
バイヤー猫にしては珍しく低評価・・・?

更新者あとがき

意外と低めの評価に落ち着きましたね。もっとハートウォーミング的な小説なのかなと思いましたが、意外と現実的というか神妙というかそんな話だったんですね。
モデルになったカフェがあるみたいなのですが、私も行ってみたいです。ちょっと最近寒さが半端ないので、もう少し暖かさが帰ってきてからのほうがいいかな~。
そのカフェで手紙って読めるのでしょうか?全く知らない人のリアルな手紙、なかなか記になりますね・・・。
バイヤー猫は次はどんな本を読むのでしょうか。そろそろ私も読もうかな~。

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