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自宅待機の個人投資家

3月2日の東証一部売買代金は、3兆5220億円だった。
1月の売買代金平均が2兆4242億円だったので、今日の株式市場の売買は約45%増えたことになる。
世界的なコロナウイルス感染拡大は収束の兆しがなく、個人消費の減少を危惧して、株式市場が反応している。このコロナウイルス感染という定性的情報で、株式市場は大きく動揺しているが、この変動要因は、普段ならAI主体であるところを、今日に限っては自宅待機している個人投資家の参戦とみられる。個人投資家は、定性的情報を収集し、定量的な分析により投資する傾向がある。
今回は、金利は日米金利差、為替は想定為替レート、株式は株価指数構成銘柄(寄与率の高い銘柄)の動向などを注目し、リスクを回避した投資が望ましいだろう。この状態は一過性でもあり、いつ中国の工場の生産稼働体制が軌道に乗るのかを注視して行かねばならない。

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