至福の時
年末年始は寒い日が続いており、一昨日は雪まで降ってきた。
そうなると身体も冷えてくる。特に手足の先は末端部なので血の巡りが悪く、冷えやすい。
そんな時に一番温まるのは、やはり入浴だ。湯船に足をつけた瞬間から温かさに包まれ、じわーっと足が溶けていくような心地よさを感じる。同時に、自分の足はこんなにも冷えていたのか、と驚く。
似たような感覚は、雪山登山後の温泉でも感じたことがある。下山後、温泉につかると同時に身体中に血が巡るのがわかるのだ。自分の体は芯から冷えていたのだなと気付かされる。
現在一人暮らしかつ住んでいる部屋に追い焚き機能がないため、冬でもシャワーで済ませてしまうことが多い。普段はそれでも何とかなるが、たまに疲れた時には無性に湯船に浸かりたくなる。そんな時に入る風呂は非常に気持ちがいい。体を芯から温めてくれるのはもちろん、凝り固まった体をほぐし疲れを洗い流してくれる。
やはり日本人、入浴好きが遺伝子レベルで組み込まれているのかもしれない。
冬はまだ続きそうだが、冷えた足を湯船で温める至福の一時を楽しみながら乗り切っていきたいものだ。