シリーズ「考える人をテーマにした冊子を作りたい」vol3

考える人をテーマにした冊子を作りたい!と、一旦企画を考えて進めてみました。しかし、この企画を通して、そもそも誰にどうしてほしいのか、手に取ってくれた人に何を感じて欲しいのか?このあたりが課題となっているところです。

ポイントはいくつかあります。
まずは、発行部数。
私の当初の思いでは、200部としました。少部数です。これには、理由があって、この冊子を手に取ってくれて、喜んでいる人だけに渡すというスタイルを取ってみたかったと考えたからです。口コミに近い形で、わかってくれそうな人だけに渡すということをしようとしました。
しかし、そこにこだわることで、せっかく作ったものが宝の持ち腐れになるかもしれないし、わざわざ時間を割いて取材に応じてくれた人も、誰に向けて話していいのか迷うということがわかりました。

もうひとつの課題は、費用面です。
200部発行なら、プリントパックを使えば5万ぐらいでいけるかという見込みでした。もし仮に200部では少ないので、1万部ぐらい作ってということになってくると、費用的に相当かさんできます。そこまで自腹でということになると、さすがに負担が大きすぎます。クラウドファンディングを使って資金を集めることも考えました。それでもし仮に資金が集まったところで、リターンを用意しないといけないとか、寄付者に対して答えていかないといけないといったことが発生して、そもそも自分がやりたかったことが薄まってしまうのではないかという懸念が考えられました。

これらを考えていると行き詰ってしまったのですが、違う考えが浮かんできました。
「冊子づくりにこだわることないんじゃない?」

もともとは、市内に面白い人いっぱいいて、この人たちの思考を聞きたいというのが出発点。それを冊子にまとめてみたいということだったんですが、例えば、対象者へのインタビューを録画してYOUTUBEで流すとか、インターネットラジオで音声メディアのみで流すというのもありじゃないだろうか?
そうすることで、費用はかからないし、ネット上での一定の広がりもあるでしょう。対象者が喜んでもらえるようなインタビューにできたら、ご自身のSNSアカウントに名刺代わりに使ってもらうこともできるかもしれない。
また、冊子だと掲載されているのが5人だとすると、なぜこの5人をチョイスしたのか?という理由も考えないといけないけれども、シリーズをフォーマットにしておくことで、取材対象を選んだ理由の説明があまり必要でなくなってきます。

課題に思っていたことが、なんとなくクリアできた気がしてきました。
一旦、その線で考えてみます。
(つづく)

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