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変化に強い組織や権限の話

変化に耐え適応していくためには組織の細分化をやめて、社員ひとりひとりに権限と責任を与えることが重要だと考える。

組織を細かく細分化すればするほど、人間はそのことしか考えなくなるので、変化が必要になったときに何もできなくなる。そうなると沈むしかない。
これは衰退期の製品・サービスでとくに顕著にあらわれる。衰退期というのは代替品に取って代わられるか、市場に行き渡ってしまうことでうまれるが、そうなった際には、新しい領域に踏み出すなど舵を切る必要がある。だが、細分化された一部分しかやってこなかった社員ばかりだと、広い視野がないので大きく舵を切ることなんてできない。

また、一挙手一投足をマニュアルにしても現場は動けない。なぜなら現場は応用の連続だから。たとえば、顧客と話しているなかで、上司に確認しなければいけないことがあったとしても、顧客にいまここでお前が判断しろと言われたら判断しなければならない。自分で考えて自分で行動できる状態をつくることが必要である。

できるかぎり大きな目標だけをあたえ、それを達成するためにどうすべきかは、社員ひとりひとりが権限と責任をもって自由に考えて走れる状態をつくることが、もっとも必要なことだと考える。


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