2020年5月11日

社会人になってから、気づけば12年という歳月が過ぎています。一つの会社に勤めていたら、勤続10年とかで何かしらあるのかもしれませんが、この12年という間に5社経験しているので、社会人10年であることや勤続が何年なのかということは意識していませんでした。

今の会社に勤め始めてから、1年と5ヶ月が経ちました。ここに来て最近、自社について書かれた本を読むようになりました。

これまで、自社の本というのは度々手にすることがありました。でも、読むことはありませんでした。正直、創業者がどんな思いだったのかとか、我々社員に流れているスピリットやビジョンなんて、全く興味がありませんでした。ただ、自分が「やりたいこと」と「求められていること・挑めること」がマッチすればそれで良かったのです。だからこそ、そこにギャップが生じたり、もうやりきってしまったら、次の会社に移ってました。

ところが今は、そうではない、何か変化が生じています。会社のビジョンやミッションを直接感じて、共感することができています。そして自分の今ある仕事はそれを体現できて、そして顧客に喜んでもらえると実感できています。そして何より、それを思い求めれば、新しい体現を作り出すこともできる環境にいる。ということを、ちゃんと理解できています。

そうなると、これはこれまでのような仕事のやり方ではいけないのだと、このコロナ禍のリモートワーク環境の中で思いました。そして、世の中も、これまでのようなサービスではいけない状況になっていきます。

であれば、この会社のビジョンやミッションの根源は何か、それを知れば、時代が変わり、ニーズが変わり、表現が変わったとしても、自分の言葉や行動で体現できるのではないか、ということで本を読み始めました。

そうしている内に、自分は今までなりたくてこれまでのキャリアを積んでいたのではなく、あらゆる手段を講じて、なんとか働き続けていたのだということに気が付きました。そして今の仕事は、図らずとも、自分がやりたかったこと、社会人になるときに思い描いていた夢に近いようなものに行き着いているのではないかと想うようになりました。

そう思った日曜日。そして今日月曜日、改めて、職場の人々とのコミュニケーションを見直してみると、なんだか深く、納得がいきました。

まだそれを言葉ではっきりは表せませんが、これはいい一歩のような気がします。色々考えず、まずは直感を信じ、自分が正しいと思うことからやってみよう。そうすれば、この状況が明けた頃に、また良い変化が待っているはず。

何を言っているんだ、と老若男女問わず想う方もいるでしょうが、僕は何とも不器用なようで、でもこれまでの経験によって今ここに行き着いています。そしてまた、同じような人もきっといるはずです。

コロナ禍になって、おそらく皆さんも、自分の会社や仕事、生活に対して見直す瞬間が多いのではないでしょうか。そこで、自分の日常や人生を大きく占める自分の会社について学ぶのは、とても有意義で、そこでどんな結論にいたってもそれは良い結果を招くように思います。よかったら、お試しください。