【通信講座】 小説「重力魔術士の異世界事変」 講評
私はこう思う。
以下、「一文一文を上げて細かい文法のミスを手直ししてあげている」のがどういう意味か
考えてみてほしい。
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青臭い草の匂いに、ざわざわと草の鳴る音がした。風が強い。
「青臭い草」
トートロジー。
地面に仰向けのまま目を空けると、深い緑のスラッと伸びたススキのような草が生い茂っている。視界は草に取り囲まれ、薄暗い草の輪の中にポッカリと青空が見えた。
語り手の視点が不安定。
記憶を探ってみると、壁があるようで思い出すこともそれを考えようとすることもできない。
「壁があるようで」
陳腐。
考えている。
何か声が頭の中に聞こえたような気がして、混乱が少し治まった。
ありえない。
ゆっくりと回りを見回すと、この湖周辺は隕石が落ちたかのようなクレーターになっていることがわかった。
「回りを見回す」
トートロジー。
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