見出し画像

【通信講座】 小説「時限爆弾と日食」 講評


(作者より)
アドバイスして欲しい点は三つあります。

・青春を描けているか
・三人称と一人称どちらが適切か
・タイトルに違和感はないか

一つ目について、今回初めて小説を書くにあたってイメージしたのは新海誠「君の名は。」「天気の子」です。また、あさのあつこ「バッテリー」のようなスポーツの要素も加えて物語の幅を広げてみました。今挙げたような、若さ溢れる青春物語が描けているかどうか教えていただきたいです。

二つ目について、今回初めて小説を書くにあたり、思い切って三人称にしてみたのですが、書き上げてみるとなんだか一人称の方が良かった気がします。個人的に、一人称は対象と距離が近くなりすぎて、気持ち悪くなってしまうのですが、どちらが適切だと思いますか?

三点目、タイトルについてです。勢いで書き始めたはいいものの、タイトルがなかなか決まりませんでした。せっかくなので詩的な感じにしてやろうと考えたのですが、そっちのセンスがなくて上手くいきませんでした。いっそのこと「陰キャで運動音痴のおれが、電波女と遭遇した件について」とかにしてやっても良かったのですが…「時限爆弾と日食」も気に入っているので、このままいこうと思っているのですが、内容と見比べて違和感があるかどうか教えていただきたいです。

アドバイスしていただきたい点は以上です。よろしくお願いします。


「時限爆弾」「日食」「電波女」が完全に分離している。
第1章、バスケットボールを「時限爆弾」だと思いこんでいる
という設定は個性的だが、リアリティーがない。
本気で信じているなら、試合などしている場合ではない。
文章自体はよく書けているし
迫力、スリル、緊張感もある。
主人公のオブセッションをどうすればリアリティーをもって
主題と関係づけられるか考えるべき。


二人称が適切だと思う。
このスピード感と切れ味は
一人称ではなかなか出せない。


「時限爆弾」「日食」「電波女」が完全に分離している。
はじめの章で「日食」「電波女」が出てこないというのは
ありえない。
単純なボーイミーツガールであることを
冒頭で提示すべき。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?