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「子どもが面白がる学校を創る」を読んで

広島県教育長を務め公立校の改革に尽力された平川理恵さんの取り組みを丁寧に取材された書籍。

■子どもが面白がる学校を創る|上阪 徹|2022年

子育て中の父親として、いつも教育分野には強い関心を持っている。

民間でバリバリ活躍されていた教育経験ゼロの女性を教育長に抜擢した広島県教育委員会には「教育のカルチャーを変える」という考えが根底に流れていたそうだ。

そのことだけでも素晴らしいと思うが、有言実行するまでの過程には相当なご苦労があったことが容易に想像されます。それを貫き通した教育委員会に最大の敬意を表します。

書中には「国際バカロレア」「イエナプラン教育」といった少しずつ日本の公教育に入り込んでいる概念が実践を踏まえてわかりやすく解説されています。

それだけでも一読の価値が大いにあるのですが、何よりもこの書籍で描かれている「平川理恵さん」のバイタリティと覚悟、ブルドーザーのような馬力(書中にそう書いてあるw)と同時に、繊細に物事と人を動かしていくセンスの良さに爽快な気分感じることができます。

子育て中の父親としてこの本のことを一緒に共有したい~。

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