本当は?
もうすぐ子供が4歳になる。
当然だが4年前は子供のいない生活を送っていた。
もう今の状況が普通になってしまって居るから、以前の状況というのが思い出せないでいる。
というか、どういう風な心持ちで生活していたのかを忘れている。
自分の時間を優先できる生活。
イレギュラーが発生しない生活。
ただ、刺激の少ない生活。
子供の居ない時は、あ、これやろうって思ったらすぐに実行に移せていた。
自由だからだ。
大人が2人で生活しているだけだから、大人の了解を得ればすぐに行動することが出来た。あまり自分の行動を制限してくるものはない。
だが今はどうだ、仕事の作業をしていても、子供が騒げば駆けつけなければならない。お父さんを所望されれば動かざるを得ない(これはただの子供に求められたら、嬉しくなって応えてしまう自分のせい笑)
急ぎの仕事の場合は、嫁さんにお願いして無理やり進めたりはするが、後で自分の時間を削れば済む仕事なら、子供を優先する。
大変だなぁと思うというよりは、1日がものすごいスピードで終わっていくなぁという感じ。子供達が寝るまではもはや子供達のための時間が流れるので、知らぬ間に夜が来ている笑
子供達はどういう風に思っているのだろうと最近は思う。上の子に関しては、下の子がぽっと出てきて今まで自分にだけ向いていた視線が、違う方をむく時間が生まれる。下の子の為に待ってもらう事もある。
待っててね。というといい返事を返して待っててくれる。けど、我慢の多い日は、寝た後に夜泣きのようになる日もある。睡眠という無意識下の中で本当の気持ちが漏れて、泣いてしまう。
本当はこの子も自分の時間が欲しかったんじゃないかなと思う。
まだこんなに小さいのに、自分の時間より、下の子の時間を優先することを覚えているのかもしれない。
お父さんも中々特殊な仕事をさせてもらってるので、この子達が大きくなってきた時に、この親の元に生まれて良かったと感じてくれるだろうか。
出来ればそうなって欲しいと願いながら、板の上にもたち続けている。胸を張ってこの仕事を誇れるように。
上の子は言葉や文章を色々話すようになってきたけど、どれが本当かは分からない。言葉の意味は少しずつ理解してても、言葉の本質まではきっと理解していないから、その言葉を発する事で、どこまで自分が伝えたいことを言えてるのかは分かってないのかもしれない。
子供達が発する言葉の後ろにある、本当の気持ちを理解してあげなきゃと思う。下の子に至ってはまだ何を言ってるのかはわからない。ただ、態度でなんとか伝えようとしている。それは分かる。
いずれ、この子達も自分の時間は自分で行動していく時期がくる。お父さーんと寄ってきてくれるのも今のうちだけかもしれない。男の子なら特に、、、自分も父親に甘えた記憶は大きくなってからはほぼない。
ただ、自分以外の事で一喜一憂する時間が増えるのは悪くない。もう子供の居ない生活の感覚は忘れた。
今はこの子達が、言葉の本当を知って、成長して、こんな世知辛い世の中だけど、この親の元に生まれて良かったなと、そう思ってくれれば嬉しいなぁと思う。
では、また日曜日に。
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