発表課題の振り返り。

製図の勉強が始まって、もうすぐ一ヶ月が経とうとしています。そこで今回は課題文を振り返って事例研究などから気になった所を書いていきたいと思います。
あくまでこれは私個人の気になった所で試験予想とかではないのでそこを勘違いしないように。


○プールでは差異はつかない。

今年のメインはプールで間違いないのですが、受験生全員そこはみっちり勉強しているのでそこでは差がつきにくい。
そこで重要になってくるのは、その他要求室のグルーピング・ゾーニング・動線計画そしてプールにおいては更衣室などを含めたウエット・ドライゾーンの計画で差が出てくると思います。
実際の施設だと何気なく使っている所ですが、エスキスしてみるとなかなか難しい。しかし通常の施設ではそこはしっかりとクリアしているのです。事例研究で施設見学をしていない人はここで差がついてきます。
これからの勉強では上記の4つをしっかり意識してエスキスに取り組むようにしてください。


○オリンピックとパラリンピックを意識した課題

今年度の課題は2020年東京オリンピック・パラリンピックを意識したものに間違いありません。でもこれからの健康増進のためのスポーツ施設はパラスポーツにも焦点を当てないと本当のバリアフリーは目指せないと言えます。そこで今回の試験でもそのような事が要求されるのではないかと思っています。(←あくまでも個人的な見解です)
プールで言えば車いす利用者用更衣室・プールへの入水スロープなどが上げられます。
また入浴施設などが設けられた場合(去年出題があったので今年は出る可能性は少ないと思いますが)車いす利用者用の浴室なども考えられます。

健常者だけでなくみんなが気兼ねなく使える健康増進のためのスポーツ施設でなくてはいけません。しっかりそこを意識して今後も勉強を続けていってください。

(画像引用元:静岡市バリアフリーマップHPより)

それでは今日のまとめ。

○プールでは差異はつかない、その以外で差が出る。

○健常者だけではなく障害者の方々も気兼ねなく使える施設を考えましょう。


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