天秤にはかけない。
○天秤に大事なものはかけない。
質問がありました。
それは部屋がうまく入らない時は廊下は何回か曲がっても良いのか。
廊下を曲げるのと部屋の面積を削るのどっちが失点が少ないのか?
廊下は避難時に重要、要求室(面積の大きいもの)は重要度が高いはずなのでどちらも大切な要素を天秤にかけようとしていたのです。
エスキスではこのように大事なものを天秤にかけなくてはいけない状態になってしまったらそのプラン自体があまり良くないことを示しています。
販売されている問題や本試験は2方向避難などの廊下がきちっと取れて、要求室もしっかり配置できるように作られています。
ですので大事なものを天秤にかける時点で間違っているのです。
「そんなに完璧にエスキスできるわけ無いよ」という声が聞こえてきそうですが、そんなこともありません。
○天秤にかけるのではなく、優先順位で判断する。
大事なもので天秤をかけるのではなく、要求室の優先順位を考えて、メインの要求室(利用者が使うスポーツ・健康増進関係)では攻めずに、管理用などで攻めていきましょう。更衣室や控室はその中で行われる行為が許容できれば問題ないはずです。
利用者がメインで使う要求室は面積が大きいのでそこで攻めれば楽なのです。しかし楽な所で攻めていくと細かな減点が多くなって合格は難しいですし、そこで妥協しているとエスキスは上手くなりません。
大手さんでは課題が難しくなっている頃だと思います。自分の力がついてきたかなと思っていた矢先に難しい問題が来て自信を無くしてしまう人もいます。しかしここで諦めてはもったいないです。
もう一度エスキスの苦手な部分を復習して、いつもと同じ手順でエスキスを繰り返しやってみましょう。
まだまだエスキス力は伸びます。
今日のまとめ
○大事な要素は天秤にはかけない。
○天秤にかけるのではなく、優先順位で判断する。
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