エスキス時の基本的な考え方。

さあ、独学で一級建築士試験に合格を目指す人に向けたこのnoteですが作図も少しずつ慣れてきたと思いますので、少しずつエスキスに役立つ事も書いていこうかと考えています。

昨年度は基準階タイプでしたが今年はゾーニングタイプの施設が発表されています。ですので昨年度が初受験だった方はゾーニングタイプのエスキスで少し戸惑うと思います。昨年度は基準階をしっかり納めて、他の階はそれを基準にすればなんとか解けました、しかし今年度はその基準階がないので難しく感じると思います。

しかし課題が変わろうとも考え方は変わりません。

利用者を第一に考えた施設を計画すれば良いのです。詳しくはこちらを。

また今年はグルーピング・ゾーニング・動線計画が勝負どころなのではと思っています。この3つがしっかりできていれば文字通り使いやすいスポーツ施設になるはずです。この3つを外さずにエスキス練習を進めていきましょう。

前段が長くなりましたが、エスキスの基本的な考え方は

【利用者目線で考える】

ということです。そんなこと?と思いますよね、でも意外と皆さんできません。何故か使いづらそうな施設を計画します。

toshisen「ここ使いづらくないですか?」
受験生「使いづらいと思います」
to「じゃあどうしてこういう計画に?」
受「まあ、良いかなと思って」

それは利用者目線ではなく、設計側の目線で尚且妥協になってしまいます。エスキスの勉強をはじめた頃は出来ないかもしれません。しかし9月中にはこういった利用者目線でない妥協はしないようにしましょう。

設計・計画は常に利用者目線です。


ここにEVがあったら使いやすいな・受付は入り口から近い方がわかりやすよね・2階のEVホールから更衣室がわかりやすい位置にあった方がいいよねなどなど。いろいろ利用者目線で考えるようにしましょう。

そうすると難しくなるのでは?と思うかもしれませんが利用者目線で計画していくことで部屋の配置が決まりやすくなって早くエスキスが出来るようになります。

(注意:しかし何でもヤリ過ぎは禁物です。利用者目線を突き詰めすぎて計画できないようなら少しの妥協も必要です。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?