今年の製図課題①

今年の一級建築士製図課題が発表されて、学科試験も終わった時期ですのでこれからは製図試験中心に独学での一級建築士合格notoを書いていきたいと思います。

まずは今年の設計製図試験課題です。
(出典元:http://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/1k-seizu.html)

「健康づくりのためのスポーツ施設」
要求図書
1階平面図・配置図(縮尺1/200)
2階平面図(縮尺1/200)
3階平面図(縮尺1/200)
断面図(縮尺1/200)
面積表
計画の要点等
(注1)
健康増進のためのエクササイズ等を行う温水プールのある建築物の計画
(注2)
パッシブデザインを積極的に取り入れた建築物の計画
(注3)
・建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分の位置及び防火設備等の適切な計画
・防火区画(面積区画、竪穴区画)等の適切な計画
・避難施設(直通階段の設置・直通階段に至る歩行距離、歩行経路及び重複
・区間の長さ、敷地内の避難上必要な通路)等の適切な計画
○建築物の計画に当たっての留意事項
敷地の周辺環境に配慮して計画する。
バリアフリー、省エネルギー、セキュリティ等に配慮して計画する。
各要求室を適切にゾーニングし、明快な動線計画とする。
建築物全体が、構造耐力上、安全であるとともに、経済性に配慮して計画する。
構造種別に応じて架構形式及びスパン割りを適切に計画するとともに、適切な断面寸法の部材を配置する。
空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備、昇降機設備等を適切に計画する。
○注意事項
「試験問題」及び上記の「要求図書」、「建築物の計画に当たっての留意事項」を十分に読んだうえで、「設計製図の試験」に臨むようにして下さい。
なお、設計与条件に対して解答内容が不十分な場合には、「設計条件・要求図面等に対する重大な不適合」等と判断されます。

こんな感じです。まずここで大事なのはここの部分。

○建築物の計画に当たっての留意事項
敷地の周辺環境に配慮して計画する。
バリアフリー、省エネルギー、セキュリティ等に配慮して計画する。
各要求室を適切にゾーニングし、明快な動線計画とする。
建築物全体が、構造耐力上、安全であるとともに、経済性に配慮して計画する。
構造種別に応じて架構形式及びスパン割りを適切に計画するとともに、適切な断面寸法の部材を配置する。
空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備、昇降機設備等を適切に計画する。

前年度まではこの留意事項は課題文に書いてありました。それが今年は事前に告知された上に十分読んだ上に試験に望むようにという注釈まで。
これはこの内容は当たり前にクリアしてね、外したらだめだよという意味です。ちょっと怖いですがもはや世間的には当たり前のことなのでそんなに難しく構える必要はありません。

課題文は今までどおりの敷地図がある一枚だけに戻るのではと思いますが、試験当日慌てることの無いよう、昨年度のようにエスキス用紙に敷地図があるというイレギュラーも覚えておきましょう。

他の課題文の注意事項に関しては昨年度と変わらない内容ですので問題ないかと思います。

次回はより課題の【健康づくりのためのスポーツ施設】について掘り下げていきたいと思います。




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