作図よりエスキス。初年度の人は特に。
作図の時間が短縮しないで悩んでいる人へ。
これだけは覚えておいてください。
試験も2周間をきったこの時期、作図練習よりエスキスの勉強が重要です。
それではなぜ作図よりもエスキスが重要なのか書いていきます。
1.エスキスができていれば図面は早くなる。
よく出来ているエスキスは見ればすぐに分かります。
・ホールがしっかり取れていて、廊下が屈曲していない。
・諸室が整形になっている。
・利用者部門と管理者部門がしっかり別れており、メリハリが付いている。
などが挙げられます。
これらの要素がエスキスで反映されていると図面は自ずと早くなります。
なぜならば単純に描きやすいからです!
諸室が整形で廊下が真っ直ぐだと一気に壁をかけるし、管理部門と利用者部門がしっかり分かれていると間違いづらい。
だからまとまったエスキスができていれば、作図時間を短くする為に練習するより今の時期エスキスを練習した方が作図時間を削減できます。
2.しっかり内容を見られる。
以前は大まかにエスキスが出来ていれば合格できた時代がありました。
(大昔)
でも今は違います。
しっかりと審査員は時間をかけて審査しているのです。
だからエスキスが大事です。よくまとまり、しっかり課題文に沿ったエスキスができれば多少図面が汚くても合格できます。もう図面の綺麗さでごまかせる試験ではないのです。
もちろん図面をきれいに早くかけるに越したことはないですが、この時期に差し掛かっても図面が遅いのなら、綺麗さは置いといて汚くてもいいから早く描いてください。
(注:文字だけはきちんと読めるように書いてくださいね)
この時期、作図の練習時間よりエスキスの方が大事な理由がわかってきたと思います。
3.結局見られるところはエスキスと要点!
結局審査員が見ている所はしっかり課題文が反映されているかという点です。作図がキレイかどうかではありません。
しっかり計画が出来ている図面は、ある程度図面が荒くても説得力があるものです。逆にキレイな図面でも計画がうまく出来ていない箇所がある場合はそこが強調されてしまいます。
だから今の時期作図ではなくエスキスなのです。
もう一度いいます。
一番重要なのはエスキスです。
今から作図を練習しても時間はほとんど変わりません。
しかしエスキスを練習したら10分くらい早くなる可能性があります。いやそれ以上かも。
そして審査員が見る場所はエスキス、つまり計画がしっかりできているかです。図面の綺麗さではありません。
なので、この時期は腕がなまらなければ良いので図面を描くのは1週間に2枚としてエスキス勉強に注力してください。
また今年の試験では今まで言われてきた、建築基準法について「理解した」上でと課題発表時に公表されているので、建築基準法が怪しい方は今のうちに復習しておいてください。
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