エスキスの話⑩「これでいいよね」はダメ。

さあエスキスの話でちょっとした考え方についてです。


○課題文はそのまま読み取る

製図試験の課題文はこういった建物を作ってくださいという要望書であり、かつ指示書でもあります。そのまま読み取って形にしていけばいいのです。

しかし課題をやっていくにつれ、(特に大手資格学校に通っている人は)今までの課題はこうだったからとか、こうしていたからと課題文にないものまで付け加えたりします。

でもそうやってしまうと要求室が納まらなかったり、ゾーニングが上手くいきません。そうならないように試験の問題は出来ています。
課題文に書いてある文言の通りに形にして行きましょう!


○これでいいかは、大体ダメ!

どうしても要求室が納まらなかったりすると、「これでいいかな~」「これでいいよね~」と甘く考えて無理やり計画する人が時々見受けられますが、こんな時は大体ダメです。
課題文の通りに計画しなくてはならないものを拡大解釈をして、違うものを計画するのですからもちろんダメです。
難しいからと言ってそこから逃げているといつまで経ってもエスキスは上達しません。そこをうまく納めるには、何が邪魔しているのか、どうしたらうまく納まるのか考えて、再度エスキスに取り組んでください。


短いですが、今日のまとめ。

○課題文はそのまま読み取り、そのまま形にする。

○これでいいかという拡大解釈は大体ダメ!


肝に銘じておいてください。次回は縦動線のお話。

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