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【ドル崩壊】トランプ大統領が挑む命がけのミッション

みなさんこんにちは、増田俊男でございます。
私は現在モナコにおりまして、モナコの超一流のホテル、ホテルドパリで私の講演がありました。その名も侍レクチャーといい、私が四十志士の末裔、速水藤左ヱ門の末裔なことからレクチャーに侍という名前を付けました。

侍レクチャーは大盛況で、消防上の決まりから会議室に60名しか入れないところをいろいろ工夫をして80名収容できるようにしました。
しかし、それ以上の申込者がいたため、20名以上の方をお断りしなければならなくなったという盛況ぶりでした。

私がこの講演の中でトランプ大統領が狙ってるのは【Dumping US Dollar】といい、ドルの価値を下げようとしているというお話をしました。

- トランプの狙いはドル崩壊 -

米中戦争も世界経済をリセッションに持っていきドルの価値を下げる目的があります。
現在、トランプ大統領は通貨戦争に突入しましたが、これもいわばドルを下げるための通貨戦争です。

また、トランプ大統領はFRBに米ドルの利下げを強要しています。
パウエルFRB議長が0.25%の利下げをした際に、それでは足りないと倍の0.5%の利下げを強要。これには確実にドルをダンピングする狙いがあります。

- ドル発行権を取り戻す -

要するにトランプ大統領が何を狙ってるかのかというと、一日も早くこのFRBが持ってるドルの発行権を国家に取り返すという狙いがあるわけです。

今までリンカーン大統領をはじめ、ガーフィルド大統領など7,8人の歴代大統領の中が、政府が管理できないFRBがアメリカの通貨発行権を保有しているのは不自然だと、またそれを正そうと大統領命令などを出して通貨発行権を取り戻そうとしましたが、ことごとく暗殺されています。トランプ大統領がこのドルを政府にFRBから取り戻すことは『命がけのミッション』なのです。

命がけのミッション』なので、トランプ大統領が公の場で通貨発行権を取り戻すような発言はしない、できないと思います。
ドルを重視しドルを大事にすると口では言っていますが、今申し上げた方法でドルをダンピングしているわけです。

そしてトランプ大統領の本当の狙いは、FRBが最大の債権者の米国債を崩壊に導くことによって『通貨発行権を取り戻す』という目標を達成しようとしています。
アメリカの借金は2000兆円くらいありますが、そのうちの7割ほどはFRBが債権者として持っており、アメリカ政府は一株も持っていないため、米国債が崩壊して最大の被害を受けるのはFRBとなります。
日本、サウジアラビア、中国、その他で20-30%の債権を持っているため被害者になりますが、大したことはないでしょう。

- サウジ原油施設攻撃 -

ドルのダンピングといえば、先月14日にイエメンのフーチーというイランがバックのテロ組織がサウジアラビアの原油施設をドローンを使って攻撃し、 サウジアラビアの生命である原油の生産量が50%落ちたという事実があります。

これもおかしな話で、サウジアラビアの原油施設の上空はノンフライゾーンといい、蜂一匹入れないくらい厳重に監視されていて、アメリカの軍事監視衛星が24個もあり、秒単位でチェックしている中でフーチーは17のミサイルをドローンを使用し撃ち込んできたわけです。

あり得ないことが起きたということは何かしらの意図があります。
アメリカが意図的に原油施設の防衛を怠ったと、故意に防がなかったしか考えられません。

アメリカとサウジアラビアは1974年に安全保障条約を結んでおり、アメリカがサウジアラビアの原油・油田施設の安全保障をする代わりサウジアラビアが原油を売る場合は、必ずドルで売らなければならないという条件です。
これはペトロダラーといい、米ドルは1971年8月15日にニクソン大統領時代のニクソンショック以来、ドルの担保がなくなり価値が下がっていきました。、これを改善すべく原油とペックをして、原油が売れればドルの価値が上がるとこういう体制を作りました。

アメリカが故意サウジアラビアの安全を守らなかったわけなので、サウジアラビアも原油をドルで売る必要はないということになります。その上、現在の最大の原油バイヤーは中国であり、中国は人民元での購入を求めています。

今まではサウジアラビアの安全をアメリカが保証してくれるという約束に基づいて中国に対しても米ドルで原油を売っていましたが、アメリカが石油施設の防衛を怠った今、ペトロダラーという原油に裏付けされ保証されていた米ドルというものががなくなり、ドルの価値がどんどん下がるということで、トランプ大統領の真の目的であるアメリカ国債を崩壊に持っていき、最大の債権者であるFRBの大株主の資本を崩壊に追い込み、通貨の発行権を国に取り戻そうとしています。

- 通貨の今後 - 

そんなことから通貨の先行きを懸念されている大富豪の方々がいましたが、今後の通貨は暗号通貨という方向に進んでいくと思います。
将来はドル基軸というものが崩壊していき、今後はIMF国際機関が国際基軸通貨の責任を持つ時代が2025年くらいに来ると思います。

イギリスの思想家・リチャードダウキンスはある本の中で、「人間はどんな世界になって共産主義になろうと何主義になろうと、欲望を満たすものを常に求め続ける」とおっしゃっています。

これは、目に見える経済が停滞すれば目に見えないところで欲望を満たそうとして人間は進んでいくという意味で、これから人間は目に見える世界と目に見えないバーチャルの世界と二本立てで進むことになり、目に見えない世界の基軸通貨がビットコインでありこれからの暗号通貨だということです。

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