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おはようございます。

小学校の頃を思い出すと、まだnoteは無かったので、授業中にノートの切れ端にメモをしたものなどを、友人同士で回してみたり、消しゴムのケースの中に潜ませて渡してみたり、そんな情報交換をしていたなあと。

中学生でポケベルを持っているのは、学年に数名いるかいないかで、高校に入学をしてPHSを始めて持ち、高校2年生くらいで初期の携帯電話を持つ様に。

そこから、スマートフォンの登場までには、しばし時間が空きますが、その間、Mixiだったり、amebloだったりが流行り、情報発信をする手段が急速に増加していきましたよね。

お客様から頂く質問の変化

気が付けば、フィットネスクラブで活動を始めて17年、パーソナルトレーナーとして活動を開始してから15年近くが経ちますが、その間にお客様から頂く質問も大きく変わっていった様に感じます。

昔は、身体に関する情報の大半は、みのもんたさんとNHKから得ている方が多く、お昼の番組でみのさんが薦めた食材は、次の日にスーパーから売り切れる訳ですが、ほぼ毎週何かしらの食材を薦めていたら、何を食べても身体に良い事になるのでは?と思いますが、一般的にはそうはならず、私の父も、TVから多大なる影響を受け、今でも納豆とモズクは毎日食べております。

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まあ、納豆とモズクは、水溶性食物繊維も摂れて、たしかに素晴らしい食品なので、放置しておりますが。

そして、ここ数年は、TVだけではなく、「Instagramで誰々さんが行っていたこのトレーニングって良いんですか?」といった質問や、「〇〇さんというお医者さんのブログに、こんなことが書いてあったんですけど、どう思いますか?」とか、「Youtubeのこの情報って本当ですか?」といった質問を頂く事が増えたなあと。

善意の情報発信と内容の不適切さ

私を含めて、多くのトレーナーや医療従事者の方が情報発信を行っており、その気持ちの多くは、誰かの身体を善くしたいとか、誰か困っている人のお役に立てればと、善の気持ちからきているかと思います。

それと同時に、医科学的な根拠がない物であったり、論理的では無かったり、個人の体験談であったりするものも多いんですよね。

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そして、そこに拍車をかけるのが、教育系Youtuberの方だったりして、Youtubeの中で書籍などを紹介したり、特定の書籍の内容をベースに話をされていることがあるのですが、そもそも、その書籍の内容が本当に正しいのか?というと、そうではないものを広めていたりします。

しかし、Youtuberの方の話の上手さであったり、前提となる書籍の内容も、全てが誤っている訳ではなく、正しい部分もあったりするものだから、一般の方がその動画を見ると、信じ切ってしまい、それを実践した結果、体調を崩す事に繋がったり。

短期的な成果と長期的な変化

特にダイエットに関する情報などは、様々なメディアにおいて、手を変え、品を変え、度々登場する訳ですが、この飽食の時代においては、ダイエット法を求めている方が多いんですよね。

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そして、その根底にあるのが「楽して痩せたい」。

多くのメディアというのは、ここを見事に突いてくる訳ですが、まず太っている方が痩せようと思ったら、食習慣だったり、運動習慣だったりを変化させる必要があり、長年の習慣を変えるというのは、楽なことではありません。

その為、「楽して健康的に痩せる」は根本的に無いと、先ずは認識することが大切かなと。

そして、その上で短期的な変化と長期的な変化の両方の観点から考えていく事がポイント。先日も少し書きましたが、多くの場合、体重は落ちたけれど血液検査のデータなどを見ると、健康を害している場合が多く見られます!

体重はスグに変化が現れるけれど、健康に対する悪影響は一定の時間が経ってから出る場合が多い為、マイナスの影響に気が付きにくいんですよね。

これからの時代、益々多くの情報が溢れる世の中になっていきますので、健康な日々を過ごす為には、情報を読み解く力も大切ですね!

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