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女性のダルさや疲れやすさは、じつは隠れ貧血⁈~貧血シリーズ①~

おはようございます。

昨日は下書きに入れたまま、アップし忘れておりましたので、本日は2本の投稿予定。

先日もセブンイレブンでコーヒーを入れていたら、おそらくランチを買いに来た女性が、菓子パンとカフェラテを買っていましたが、栄養バランスのとれた食事を行えている方は、けっこう少ないんですよね。

そして、同僚の方?とレジを待っている時に、「最近、なかなか疲れが抜けなくて~」と話をしていましたが、日頃、身体がダル重かったり、疲れがなかなか抜けないと感じる女性がいたら、隠れ貧血の可能性が考えられますので要注意です!

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貧血の症状とは

貧血の代表的な症状としては、倦怠感や身体のダルさ、疲れやすさに、階段を上っている時に息切れがするなど。

更には、頭痛や冷え、他にも味覚がおかしくなったり、顔色が青白かったり、身体に様々な症状が現れます。

めまいやふらつきなども関係はしますが、こちらは自律神経の影響が大きい事も。

貧血の基準

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上記の様な症状が続いていて、自分が貧血かも?と思ったら、先ずは病院へGoなのですが、一般的な貧血の診断には、血液中のヘモグロビン濃度が用いられ、WHOの基準では、成人男性13.0g/dl未満、成人女性と小児(男女)は12.0g/dl未満、高齢者(男女)は11.0g/dl未満が貧血と定義されています。

しかし、ヘモグロビンの数値は正常だったとしても、実際には貧血症状を抱えている女性は多く、隠れ貧血の日本人女性は20%近くいるとも言われています。

ヘモグロビン&フェリチンとは

 ヘモグロビンとは、そもそも何なの?というと、血液の成分である赤血球に含まれるタンパク質で、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。

このヘモグロビンに鉄が含まれるため、貧血=鉄が少ないということになります。全身の細胞は酸素を必要としている為、赤血球に含まれるヘモグロビンは、生命にとって重要であり一定量を保つ様になっています。

その一方、ヘモグロビンだけではなく、心臓や肝臓、肺や骨など、全身の細胞にも鉄は貯蔵されており、これらを「フェリチン」といいます。

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ヘモグロビンは財布のお金、フェリチンは貯金

その為、体内の鉄をみる為のマーカーとして、このヘモグロビンとフェリチンが用いられ、よくフェリチンは貯金に、ヘモグロビンは財布の中のお金に例えられます。

貯金が1000万円あって、財布の中に1,000円しか入っていない人と貯金が1万円で財布の中に5,000円入っている人では、どちらがお金を持っているでしょうか?

体内に鉄が不足してくると、まずは貯蔵されているフェリチンから鉄を使い始め、それでも足りなくなった時にヘモグロビン内の鉄が使われるんですね。

その為、ヘモグロビンが低値を示した場合は、貧血がかなり進んでいる状態と言え、血液検査でフェリチン値を見ることも重要になってきます。

しかし、フェリチンは貯蔵鉄だけではなく、一般的に体内の炎症や腫瘍を見つけるための指標となっていますので、フェリチン値が高い場合は、体内に炎症がある場合がありますので、「私、貧血かもしれない?」と思った時は、先ずは専門の医療機関を受診してみてください。

疲労が抜けないのを年齢のせいや、自分の気持ちの問題と考えてしまう方が多いのですが、もし貧血であれば、適切な対応によって改善することが考えられますので、ぜひ頭の中に入れておいて頂ければと思います。

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