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岩手県高総体登山競技感想

大会の概要

6月2日〜6月4日に源太ケ岳〜三ツ石山コースで行われた高総体。去年に引き続き盛岡一高が男女アベック優勝した。強豪盛岡一高女子は、連続優勝回数で盛岡南高校を抜いた。一方男子は、岩手高校の一強を差し押さえるように優勝した。今大会は、新型コロナの影響を受けて幕営してテントで寝るということはなかったが、例年までの大会と似た形となった。

6月2日【金】岩手山焼走り国際交流村焼走りホールで開会式が行われ、その後松川温泉まで移動し、松川温泉駐車場〜三ツ石山奥山道分岐までのピストン行程のチーム行動を行なった。最初に女子の3チーム(のち1チームはOP参加)がスタートし、10分後に男子9チームが1分おきにスタートした。
 出発順は、昨年の新人戦の順位(1.盛岡第一 2.水沢 3.岩手高校)いきなりの急登となるコースだったが、テンポよく進んだ。三ツ石コースの登山口に入り数分し、橙色の数字看板のある場所にP -1があった。また、その3分後ぐらいの階段の始まる場所にP -2があった。ここの階段も一定のリズムで歩き、尾根に乗る場所で出発してから15分のペースで通過。尾根歩きは、気持ちを楽にして歩く。しかし、ところどころに審査員が隠れているので、足元には十分注意した。コース中盤、ダケカンバの坂を上がり、両側が切り立ったコルを通過する。そこにP -3があった。地図をよくみていないチームは見落とすだろうが、ここを通る大会の際は必ず出題したい場所なので注意したい。コルからも、急な尾根を登り、ぬかるんだ場所へ出る。ぬかるんだ場所は、右か左のはじを通り、泥の羽を防いだ。ここまで来ればあと少し、2分後にスタートした、岩手高校に追いつかれないように歩くのみだ。しかし、あと200mほどのところで、後ろに付かれてしまう。このままだと、減点対象になるためスピードを上げて距離を離した。奥山道分岐に着くと、同校の女子チームのみがいた。素早く記録帳と読図の地図を描き、地図は提出。疲れていないので、そのまま出発した。
 下山は、歩行点が見られる。足を滑らせないように、小股でゆっくり歩いた。盛岡第一のメンバーは男女とも4人中3人がインターハイ出場経験があるため自信を持って歩いた。下山後は、記録帳を書いて提出。負荷重量を測り終了した。
 全チーム下山後、再度焼走りホールに集合し、筆記試験を行い、炊事のデモを行う試験を行った。しかし、炊事の道具の中にガスコンロを置く台が入っていなかったため、大幅に減点された。その後は、キャビンに入って体を休めた。キャビンで1日の反省をして、これ以上減点はできない状況をチームで共有し、次の日への気合いを入れた。この日の就寝時間は20:30だった。次の日の起床時間は3:00。アラームを2:30かけて、就寝した。

 アラームは2:30になった。しかし、30分寝れると思い、目を閉じた。結果、3:40に起床。寝坊だ。急いで準備して、4:25にキャビンを出た。急いだ結果、全チームで一番早い集合となった。読図地点の確認をして、集合時間をまった。
 バスで、松川温泉駐車場まで移動して、そのあと、隊行動がスタートした。隊行動のコースについては、前の記事を読んでほしい。源太前の雪渓は、先週よりも溶けて、歩きやすかった。読図箇所は、七箇所。下にその見方の解説を載せる。
 下山後は、松川キャンプ場に移動して、設営審査。装備審査。全てが、順調に進んだ。しかし、1日目の炊事審査の忘れ物で、緊張が続いていた。
 審査終了宣言の後は、岩手山青少年の家テンパークに移動。入浴、他校との交流、後輩先輩の交流、食事を楽しんだ。

6月4日【日】閉会式の朝だ。朝食を食べて、閉会式会場のホールへ並ぶ。審判の講評が終わり、結果発表。3位盛岡工業高校 2位岩手高校 1位盛岡第一高校。思いのよらない、結果に目に涙が浮かんだ。閉会式後、詳しい内訳を見て、次の大会への反省を行った。

読図地点


全体図(P-9とP-10の文字が間違ってます。)

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