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フィンランド衛星企業ICEYE

2021年3月にフィンランド国内での転職活動を開始し、アメリカ西海岸の企業のエスポーのポジションで書類選考通り、コーディングテスト付きのビデオ面接5回やった結果落ちた話は以下の記事に書きました。

この面接と平行してフィンランド国内の別の企業にも応募していました。今回はそのときのことについて書きます。


フィンランド衛星企業ICEYEの紹介

フィンランドのICEYE(アイスアイ)は自社で打ち上げた人工衛星から撮影したリアルタイムの地表画像を提供するスタートアップ企業。レーダーを使っているので雲があってもそれを透過して地表を撮影することができます。2014年にアールト大学のプロジェクトからスピンオフ。1㎡ごと1時間ごとの撮影データから災害の範囲や継続時間予測を行い被害額算出するなど保険業界でも利用されているようです。

以下の動画はその衛生撮影画像のサンプルです。

ICEYEホームページは以下。

この会社について知った時私はすごく興奮しました。もしもこの会社で働くことができて、自分が開発に関わった衛星が宇宙を飛ぶことになったらどんなにすごいことでしょう。

ICEYEのホームページから2つのポジションに応募

2021年5月初旬にアメリカ西海岸の企業の全5回の面接が進行中でしたが、当時はLeetCodeでの対策をしていなかったためにコーディングテストで失敗していました。なので4回目の面接の後にはダメかもしれないという予感がしていました。

5月9日(日)にLinkedinを見ていてICEYEでC++使えるソフトウェアエンジニアを募集しているのを見つけました。しかも人工衛星の運行を制御する組み込みソフトウェア開発!さっそくICEYEのホームページで募集しているポジションの要求事項を確認したところ自分の持ってる経験やスキルでもいけそうでした。ついでに他のポジションも見たらプロマネも募集していました。

翌5月10日(月)に前にアメリカ企業向けに送ったCVをICEYEのポジションの募集要件に合うように修正して、"Flight Software Engineer"と"Project Manager"の2つのポジションに応募しました。

"Flight Software Engineer"の応募の際に、入力フォームの最後に「最短でいつ入社できるか」「フィンランドの就労ビザはあるか」という質問に続いて希望年収を記入するところがありました。この時せっかく転職するのだし給料上げたいと思って本当の希望金額を書きました。フィンランドに来る時に日本でもらってた給料よりも下がってたので日本でもらってた金額の少し上にしました。

書類選考の結果

その後しばらく何も連絡がありませんでした。普段の私なら2週間連絡なければ問い合わせという名の催促をするのですが、この頃はアメリカ企業の怒涛の面接で消耗してたのもあり催促はしませんでした。

そして応募から1ヶ月後の6月14日に”Project Manager”の方のお祈りメールが来ました。この時思ったことは2つ。「あ、一応書類選考は続いてたんだ」と「お祈りメール来ないということはもう一つの本命の方は脈ありかも?」

希望年収高めにしてたのでそれを少し後悔してましたが、それは即座に却下にはつながらなかったということでもありました。

そして、応募から4ヶ月以上経った9月21日に"Flight Software Engineer"の方もお祈りメール受領しました。参考までに全文掲載します。

Thank you for your application for the Flight Software Engineer​ position, and for your interest in joining our team.

​We received a number of very good applications including your application. Unfortunately we are not able to continue the recruitment process with you this time, but we encourage you to keep an eye on our career site, as we are adding new openings all the time.

We want to thank you for your time and effort applying to ICEYE, and wish you good luck in your job search

魅力的な仕事だけに応募者がたくさんいて、書類選考にも時間がかかったようですが、少なくとも即却下ではなかったので良しとします。

あとから考えるとこの時書類審査通ってたとしても、まだLeetCode始めてなかったし結局コーディング面接で落とされてたと思います。

以上、フィンランド現地のスタートアップ企業に応募した時の話でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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