レコーディング日記☆⑥
4月に入ってから暖かさ戻ってきつつあります☆
街ではフレッシャーズが元気に出勤していて、初々しさも感じます♪
ディレクターという存在
プロデューサーとディレクターの違いをご存じでしょうか。
僕はわかっていませんでした。
プロデューサー(P)は、その作品の方向性、戦略、全てを決定します。
それに対しディレクター(D)は「制作」においての決定権を持ちます。
Pが「攻める曲」というイメージを伝えた時に、
Dは実際のレコーディングや衣装、パフォーマンスにおいて具現化するのです。
初めての違うタイプ
さてレコーディングスタジオで働き始めてから初めての春だったかと思います。
厳しい師匠に教え込んで頂き、独り立ちした頃、ある声優さんのレコーディングにエンジンニアとして入りました。
いわゆる声優さんが歌うCDってヤツです。
実はこの時のディレクターさんの印象が「ホテルマン」もしくは「執事」でした。
というのも、それまでの現場では、ディレクターは制作全体を仕切る為、
話し方も「〇〇してー」「今のは良いよ」という感じに、
上にポジションする事がほとんどでした。
しかしこの時のディレクターさんの話し方は
「お声を頂いてもよろしいでしょうか」
2回くらい歌った時は「お水は大丈夫でしょうか?」
テイクを確認する時も「お座りになってご休憩してください」
え!?そんな感じ∑(゚◇゚ノ)ノ!?
それまでとの印象の違いに、かなりビックリしたのを覚えています。
パフォーマンスを引き出すという事
その後も色々なディレクターさんとお仕事をさせて頂きました。
そして感じたのは「アーティストのパフォーマンスを最大限に引き出す」事が共通目的でした。
当たり前と思うかもしてませんが、目的に対してのアプローチは様々です。
ただ大事なのは、「引き出す為に効果的な関わりをする」という点。
「〇〇して」「△△だよ」と、情報を伝える事だけではなく、
どう接するか、モチベーションを上げていくか、相手との距離感など
あらゆる点で、最高のパフォーマンスを引き出すアプローチをしていく。
これはレコーディングに限らず、上司部下、チームメイト、友人関係、
全てに共通するかと思います。
言葉で伝わる事はごく一部、
接し方でほとんど決まると思うからこそ、しっかりと相手をリスペクトした
関係作りが大事ですねo(^-^)o☆
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