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工学部物理工学科のじかんわり

はじめに

皆さんこんにちは。工学部物理工学科4年生の平崎雄太と申します。

早速ですが、私の時間割は以下となります!

4Sセメスターの時間割

授業少な!という印象を持たれた方も多いのではないでしょうか。特に昨日の酒井君の時間割と比べたらコマ数は雲泥の差でしょう。これを見た皆さんは、ぜひホワイトな物理工学科に進学しましょう。・・・といううまい話はありません。そう私は四年生なのです。学科にもよりますが、四年生からは卒業研究が始まるため、時間割などはあってないようなもの。水木が実験という名目で入っていますが、実際には助教さんや教授に呼ばれたら金曜にも実験しなければいけませんし、逆に実験のメンター(面倒を見てくれる助教さんや大学院生)がいなければ、水木に実験をしないこともあります。大学院含め、四年生以降の忙しさは時間割だけでは、はかれないということですね。ということで、以下では工学部四年生の生活ということで、月曜五限の特別輪講と、実験及び第二輪講またの名、卒業研究について話していきます。

卒業研究について

理系四年生の一大イベントです。学部学科によっては卒業研究がない場合もありますが、基本的にはすべての理系大学生は卒業研究をする必要があります。数学科などは卒業研究はないようですが、やはり特別輪講というかたちで、最先端の研究に携わらせていただく機会があると聞いたことがあります。

さて、卒業研究ですが、まずおおはじめに、配属先の研究室を決定せねばなりません。配属先の決定方法も学科によりますが、概ねどこも学生の希望と研究室の受け入れ人数を折半して配属先が決まります。

それゆえ、どの研究室も公式に時間を設けて研究室見学を行っており、学生はそれに参加してガイダンスで研究内容を聞いたり、実際にその研究室に所属する大学院生と話して、研究内容やその研究室の雰囲気をもとに配属希望先を決定します。

そうして僕は四月末に配属先が決定し、顔合わせを行ってGWの休暇に入りました。卒業研究は大変(だろう)なものの、やはりスケジュールが柔軟になるのは四年生の良い点です。僕も10連休を錬成して帰省しておりました。

とはいえ、GWもひたすら遊びほうけていたというわけでもなく、GW前の4月の研究室の顔合わせの際渡された論文と格闘しておりました。学部3年のカリキュラムも充実しているものの、やはり世界最先端の研究に取り組むにはやはり知識不足ということで、配属されてからの第一の課題は卒業研究のテーマに取り組めるだけの、知識などを身に着けることになります。それは座学だけにとどまらず、実験装置の使い方などを学ぶことも含まれます。特に、レーザー光や寒剤などは使い方を間違えれば失明や窒息死の危険があるため、実験を始めるにはまず大学の安全講習をまず受けなければならない、ということです。僕は今この段階です笑。

ということで、時間割がスカスカとはいえ4年生の生活もなかなか忙しいものとなります。とはいえ、3年生までの勉強とは違い、未知のテーマに取り組むための勉強ということで、目標がはっきりとしており、研究も非常にやりがいのあるものだという学生も過去多くいたと聞きます。僕もまた次の機会にここで話すことがあるよう、これからの研究生活を頑張りたいところです。

特別輪講について

謎の授業名特別輪講ですが、大まかに言ってしまえばこれは理論系研究室へのインターンのようなものです。先述の卒業研究で配属される研究室はすべて実験系の研究室である一方、特に大学院からは理論系の研究室への配属も希望できるということで、4年生のうちに理論系の研究室の雰囲気を体験しておこうという意図の授業だと思います。

実際の授業では、まず4月に配属先を決定したあと、7月まで週一でお邪魔し、その研究室でのテーマについての勉強などを進め、そのあと10月頭にポスター発表を行うといったものです。ポスター発表とは誤解を恐れずにいうなら、ミニ卒業論文というようなものですかね。インターンと言いながらも、最後には(ミニ)研究内容を発表することが求められます。

とはいえこれは必修ではなく、先述の通り大学院から理論系の研究室への進学を考えている人が履修しているイメージです。実験系志望でも特別輪講を履修して、そこでの研究内容に興味を持ち大学院の進学先が揺らいだ、と言っている友人もいますので、実験系希望でも興味があれば履修してみるのが良いかもしれません。

補足)3年生のカリキュラム

以下が僕の去年3年生時の時間割です。結局酒井君の化生系同様、密な時間割でした笑。3年生の思い出についてはまた次回!

3Sセメスターの時間割


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