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noteサークルをどうしたものか相談したら

先月よりnoteでサークルを始めてみたものの、どのような運営が良いものか、試行錯誤を続けています。そんなわけで、何人かに相談してみました。


ハーバード・ビジネス・レビュー読書会の皆様より

みなさんから色々な意見を頂きました。まとめると以下の通りです。

「コンテンツ内容」をサークル参加の対価にしてはいけない。書籍のコストパフォーマンスに匹敵するコンテンツを提供していくのは困難。無料で楽しめるコンテンツだって豊富にある。「限定コンテンツ」も良いが、その限定に価値を見出すのはベースとなるコミュニティなり経験があってこそ。

ということで、サークル参加の価値は「経験・体験」であるべきとの結論に至りました。まずは、サークルに参加するからこその経験・体験を磨こうと。ある程度安定的に経験・体験を提供できる場に育ってから、限定コンテンツなどの組立てを考えることにします。

なお、参加費は私の懐に入れるのではなく、サークル活動で必要な経費が出てきた時に使います。

FEDの村上夫妻より

コミュニティ形成について、FEDの村上夫妻より貴重なアドバイスを頂きました。村上夫妻にはそれぞれサークルに参加いただいており、まずはコンセプトを定めましょうと指摘を受けます。

サークル形態の分類を比較しながら、私たちのサークルは「テーマ型」が良いだろうとの結論になりました。テーマ型はファシリテーターが肝なのですが、幸いファシリテーションできる人は結構揃っていますし。

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次に、どのようなテーマであれば、価値があり、かつ参加者同士が楽しめるかについて話しました。

そもそも、どんな人に参加してもらいたいのでしょう。クリエイティブな人、イノベーティブな人、インテリジェントな人とかですかね。なんて話をしている中で、前述のハーバード・ビジネス・レビュー読書会で話をしたときの「経験・体験を磨く場所」を思い出しました。

ここで少し脱線しますが、組織で何かを成そうとした時、「0から1をつくる人」「1を10にする人」「10を1000にする人」が必要です。そして、これらのフェーズの各々に求められる素質やスキルが異なります。「0から1をつくる」のは、クリエイティブな素質とアートなスキルを持った人が得意です。反対に「10から1000をつくる」のは、インテリジェントな素質とサイエンスな思考を得意とする人に任せるに限ります。この両端の活動は分かりやすいと思います。

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分かりづらいのは、真ん中の「1から10をつくる」ところではないかと。この領域は、イノベーティブな素養とクラフト的なスキル・経験が求められます。企画や事業が「1」の段階では個別事情が強くて一般論が通用しません。強みと機会に焦点を当てないと大きくなりませんが、弱みと脅威に対して策を打たないと持続せず頓挫してしまいます。

職人技を求められる一方で再現性は低いので、任せられる人が中々いないのが実情ではないかと。この領域のスキル・経験を積むのは組織にとって非効率である上に、成功しても目立たない「縁の下の力持ち」な扱いだったりします。だからなのか、1を10にしてきた知識・経験の持ち主は少ない気がします。信頼できる連続起業家やインキュベーターが少ないのも同じ理由かも知れません。

逆にいえば、この部分のスキル・経験を積むことができれば、あなたが貢献できる機会はぐんと拡がる気がします。1を10にできるようになるには数をこなす必要があります。何よりも経験が求められます。(ちなみに、0から1にするのは観察と閃きといった感性が求められますし、10を1000にしていくには体系的知識と論理的思考が求められます。)

ここでnoteサークルに話を戻します。サークルで経験・体験を重視するのであれば、私たちのnoteサークルは「1を10にするための経験・体験」を楽しめるようなテーマ設定を主軸にするのが良さそうです。そして、テーマに沿ってインプットとアウトプットの経験・体験をお互いに後押し・応援しあう場にすることで「サークルに入って良かった」と価値を感じてもらうのが良さそうです。

サークル活動としても、1を10にしていくプロセスが最もドラマティックなので、ドタバタを楽しむには持ってこいです。(0から1が生まれる時の感動や、10が1000になっていく時の興奮も捨てがたいものがありますけどね。)

さらに村上夫妻と話をした結果、具体的テーマなどは私のnote記事として掲載し、途中プロセスやフィードバックをサークルで管理して、サークルから生まれたアウトプットはnoteマガジンとして管理する形にしてみようと思っています。ドタバタの振り返りはサークルで楽しみましょう。

みなさんに相談して、なんかスッキリしました。4月からちょっとずつ軌道修正していきます。

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