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知覚・意識・人工知能

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テーマを決めて読書すると発見や学びが増えたりします。ハーバード・ビジネス・レビュー2017年5月号に掲載された安宅和人さんの『知性の核心は知覚にある』という論文に感銘を受けたのと…
投稿が増えていくにしたがい、値段を上げていきます。興味があれば、早めに購入されることをお勧めします…
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#共同体を考える

「一人ではできないことをチームをつくって成し遂げて、その達成感・充実感を味わいたくはないかい?」

「一人ではできないことをチームをつくって成し遂げて、その達成感・充実感を味わいたくはないかい?」

タイトルの質問が相手の仕事観を知る良いリトマス試験紙になると、前回のエントリに書いたところ、ちょっとした反応があった。

https://note.mu/toshimitsuhara/n/n13486dff7e71

タネ明かしすると、質問の回答を分類して仕事観を知ることができる。分類ごとにどのような対応を取るか工夫することにしている。

回答1.「私にはチームを与えられていない」「私は悪くない」

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本を贈ることができるだろうか?

本を贈ることができるだろうか?

人が人を想う。だから人は人に何かを贈る。歳を重ねると惰性となりがちな人へのプレゼントだが、改めて考えることで「価値の自覚」というものを持ってみたい。それが旨帰(しき)というものだろう。

贈答というのは、実に人間らしい所作だと思う。この「人間らしさ」のレベルを上げようと思った時、何をもってレベルを実感したものか。プレゼントというのは、そもそも片想いである。それで良い。贈って見返りを求めては、それは

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哲学と屁理屈

哲学と屁理屈

 自分は相手と哲学をしたいと思っているのに、相手から「屁理屈」が出てくる問題。

 屁理屈と言うのはたいていは「正当化」。先に目的だったり目論見だったりがあって、その手段として理屈を述べる。一方で、哲学と言うのには正解は無い。「これは何か。これの意味するところは何か。」なんてことを、何度も何度も考えながら自分の思考を深掘りしていく。深く掘っていった結果、当初思ってもみなかった結論に辿り着き、その結

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