💙とことんユーミン💙深海の街

いよいよ39枚目のアルバムとなりました！
アルバムコンプリート❤️
2020年12月リリースの39枚目のアルバム。
「宇宙図書館」から約4年ぶりで、
アルバムリリース間隔としては最長期間となりました。

このタイトルは、2018年にユーミンが姪御さんの暮らすベルリンを訪れた際に「脳内リゾート」というアイディアから着想したと言ってます。
2020年9月27日に放送されたTOKYO FM開局50周年記念番組『True Stories』では、プロデューサーの松任谷正隆さんは当初は往年の名作アルバム『SURF&SNOW』の続編となる「Vol.2」を目指して製作していたと語っていますが、コロナ禍の影響でとてもそのような気分になれず断念したそうです。
実現していれば、1980年12月1日のリリースからちょうど40年後という節目での続編だったのですが、残念。
過去にも『SURF&SNOW Vol.2』を目指し制作していると言いながらも、結果として別タイトルになったアルバムは『PEARL PIERCE』『Wings of Winter, Shades of Summer』などです。

コロナ禍での心境について「幸い、毎年行っている苗場のライブが緊急事態宣言の直前に終えることができたのですが、それ以降、私の知り合い、さまざまなアーティストもほとんどライブができなくなり、そういう状況を見るにつけ、私自身も3月、4月はパニックのような状態も味わいました。その後は世界中がこのまま朽ち果てていくんじゃないかという恐怖とか、すべてのことにやる気をなくす落ち込んだ状態を生まれて初めて体験しました」と率直な思いを吐露。

続けて「でも、夏少し前くらいに、自分の性（さが）なんでしょうね、創作意欲がわいてきて。未曾有の年をなんとか記録したいっていう欲求も出てきたんです。シンガーソングライターですから『歌を作らなくちゃ』と思って、レコーディングに入りました」と告白。「母が、この春に100歳を迎えたのですが、施設におりますから、会いたくても会えない、お祝いしたくてもできない。そこでコロナということについて、改めて残酷さを感じました。その代わりに、100年前って、一体どういう年だったのかと調べましたら、1920年は、今とびっくりするほど、状況が似ているんですね。そこで『1920』という曲を作りました」と明かした。


　母との思い出について「大正生まれで、エンターテインメントが大好きだった。私も子どものころからさまざまなものを見せてもらえて、歌舞伎、新派・新劇、宝塚…。自分で言うのもですが、ユーミンという、今の私（になるため）の英才教育を施してくれました」とうれしそうに語った上で「アルバムには、いろいろな表現の曲が収められていますが、このキャリアになっても、なんとしてでも音楽的成長を示すんだということを感じていただけたら…」と言葉に力を込めた。

💕1920

 

さて、1920年は大正9年です。
ユーミンのお母様、三船敏郎、原節子、森光子、李香蘭
が生まれています。
テニスコートの孤独なギャツビーと歌われている彼は、
アメリカの作家フランシス・スコット・フィッツジェラルドの代表作
「華麗なるギャツビー」の主人公です。
フィッツジェラルドは1920年に
「楽園のこちら側」でデビューしますが、
前年彼はゼルダという女性に大失恋して、
彼女を取り戻すために有名な作家になろうと決意して、
見事ベストセラー作家となり、めでたくゼルダと結婚しました。
この姿は「華麗なるギャツビー」にも反映されています。

1920年は2020年に酷似しています。

1918年から1920年はスペイン風邪がパンデミックとなり、
全世界で約5億人が感染。
約1億人が亡くなったと言われています。
アントワープ・オリンピックと東京オリンピック。

まさかこんなに長引くとは
2019年には思いもよらなかったですね。

💓ノートルダム

2019年4月にパリシテ島に聳えるノートルダム大聖堂が
燃える映像を見た時の衝撃は、
忘れられません。

ユーミンも驚き、深く悲しみ、
不吉な予感を感じたそうです。
ノートルダム大聖堂は、
ユートピアとディストピア、
天使と悪魔が混在する教会。
その聖地が燃えるとは
何か決定的なことが起きるでのはないかと
不安を覚えたのです。

そして、その後に新型ウイルス感染拡大となり、
海外への渡航もできなくなりました。
でも歩いてゆこう、と元気を出して！
そんな思いも込めて「ノートルダム」は作られたのです。

ツアーでこの曲がかかった時は泣きました。

やっとパリへも行けるようになりそうですね。

💔離れる日が来るなんて

「明けく」さやけくは
「明るい」の意味のほかに、
「清い」「爽やか」「鮮やか」の意味もあって、
「清けく」「爽けく」とも書きます。

さやけくという響きが良いですね。
讃美歌的だと思います。
さやけき星　クリスマスの讃美歌

ユーミンはステイホーム中で
「方丈記」「枕草子」「徒然草」など
古典を読んでいたそうです。

ツアーでは謳われてなかったですね。

動画は梅任谷駿美さんのものです。
なりきりユーミンです。

💓雪の道しるべ

ハウス食品『北海道シチュー』CMソング。
CMは2019年9月9日より放送されました。
冒頭の「磁石が止まった瞬間」という歌詞とメロディが生まれて、
そこから言葉を紡いでいったそうです。

「私に振り向いた影が
笑っているのだけわかった」

普通は影が笑うなんでわからないけど、
雪晴れのもとで、笑っていることがわかるというところを、
ユーミンはとっても気に入っているそうです。

💓NIKE ～ The goddess of victory 

2019年11月5日に開催された
スキー、スノーボード選手の出陣イベント
「LIVE SURF&SNOW JAPAN PRESS CONFERENCE 2019」
において初披露された楽曲。

SURF&SNOW in Naeba」シリーズが
2020年に40回目の節目を迎えたことから、
会場のブリザーディウム入口には
NIKEをイメージした自筆のプレート画が設置されていました。
ご覧になった方も多いのでは？

タイトルのNIKEはギリシア神話に登場する
背中に左右の2枚の翼を持つ勝利の女神です。
「神の恋した者は引き返せない」という歌詞は
アスリートやショービジネスの携わる人たちが、
一度栄光を味わうと、
後戻りできなくなうという心を歌っています。

かのNIKEの社名も同じ由来です。

冷静と情熱〜　江國香織、辻仁成の小説を
「冷静と情熱の間」を思い出しましたね。

💕What to do? waa woo

ユーミンは緊急事態宣言が一度解除した際に、
久しぶりに自転車で出かけようとしました。
ところが、雨が続いた後に急に暑くなってせいか、
タイヤが干涸びていて、どうにもならず、
新しい自転車を買ったそうです。
「自転車は最も風を感じる乗り物」
「世界一寒い乗り物」とユーミンは話しています。

自転車に乗れずに
浅草に嫁に行ってから自転車を練習したわたしは、
今でも自転車は苦手。
とことと歩いてどこでも行きます。

💔知らないどうし☂️

TBS系列金曜ドラマ『恋する母たち』の主題歌です。
オファーがあった時、
ドラマのプロデューサーとの打ち合わせで、
ラテンでいくと決まったそうです。
セルジオ・メンデスとか。イヴァン・リンスのイメージ、

降り止まぬ　雨の中　通りを曲がろうとするあなたの影

のあたりに「あの日にかえりたい」を感じませんか？

カタッキーさんが気になる曲です。
真夏の夜の夢に似たベースライン
なんとか譜面にしてベースを完全耳コピ
ニケ、深海の街もお好きですって。

💓あなたと私と

刀剣育成シミュレーションゲーム
『刀剣乱舞-ONLINE-』の主題歌

歌詞もメロディもウイルス感染拡大以前に書かれたそうです。
結果的にウイルス感染後の未来を暗示する歌になっています。
さすがです。

「すれ違った瞬間　風が止まった」
という歌詞にはモデルになるエピソードがあったそうです。
ユーミンの知り合いの女性写真家が、
恵比寿の横断歩道で男性とすれ違い、
何かを感じて振り返ると、相手の方も振り向いて、
その出会いで交際がスタートして結婚したそうです。

ミラクルですね。

💓散りてなお

映画『身を尽くし料理帖』

映画『みをつくし料理帖』の主題歌として、
手嶌葵に提供した楽曲のセルフカバーです。
楽曲提供にあたり映画公開当日に放送された
『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』には、
同映画監督を務める角川春樹さんと
出演する石坂浩二さんがゲスト出演しました。

監督からは「春よ、来い」を超える作品をと
リクエストされたそうです。
「散りてなお」のサビができた時、
ユーミンは他にはないメロディが生まれた、
音楽の新しい引き出しができたと感じたそうです。
手嶌葵さんの声の質感を意識して「サラサラ」という擬音を歌い出しにしたそうです。

そういえばユーミンの和服姿も素敵でしたね。

映画はNetflixで見ました。

でも、やっぱりユーミンが歌うとイイですよね。

❤️REBORN ～ 太陽よ止まって

冒頭の歌詞「くたびれたTシャツで」を書いた時に、
ユーミンの頭の中に映像が浮かびました。
ポルトガル語や英語に比べて、
母音がついている日本語は必ずしも音楽的ではないですが。

エレクトロサンバに日本語を乗せて歌うのが今、カッコイイそうです。
この曲ができた時、映画「黒いオルフェ」が見えると
正隆さんも喜んだそうです。
とはいえ、歌うのは決して簡単でなく、
徹底してヴォーカル・トレーニングをして、
レコーディングに臨んだそうです。
見えないところで努力をしているんですね。

ツアーでユーミンが踊っている姿が浮かびますね。

💓Good! Morning

テレビ朝日系『グッド!モーニング』として書き下ろされた楽曲。

放送初日には松任谷由実が番組にインタビュー出演し、
同年2月に開催されたSURF&SNOW in Naebaの合間を縫って、
苗場で楽曲を書き上げたことを語っています。
アルバムを収録するにあたり、
歌詞を加筆修正してヴォーカルをレコーディングし直しました。

先の見えない不安な世界。それでも必ず朝はやってきて、日常は続いて行く。
根拠のない元気ソングや、耳ざわりの良い曖昧な啓蒙ソングは作りたくなかった。
何か小さなきっかけで、何かイイ朝だと思えて、
ステップを踏みたくなるような、たとえ満員電車の中でも、
心でステップを踏みたくなるような、そんな歌にしたかった。
グッド、モーニング！

音楽ナタリーより引用

ユーミンのオリジナル曲のなかで最も短い曲（2分30秒）ですって。

💕　深海の街

アルバムのタイトル曲。
テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」のエンディングテーマとして、
2019年9月18日に配信リリースされました。
曲自体は1970年〜1980年代のシティポップにAOR（Adult oriented rock)~
大人向けのロック〜がクロスオーバーされたテイスト。
2018年にベルリンで訪れたテクノクラブでアイデアが浮かんだそうです。

デビューして46年間、ずっと世の中に旋風を巻き起こしてきた松任谷由実さんが、この春から「WBS」にもエンディングテーマ曲で新しい風を吹き込んでくださいます。
松任谷由実さんにお会いしたとき、以前から「WBS」をよくご覧になっていると伺い、天にも昇る心地でした。そして、番組をよくご存知の松任谷由実さんが作る「WBS」のエンディングテーマ曲は一体どんなものになるのだろうと、楽しみで仕方がありませんでした。
後日、出来上がった曲を聴いて、これから「WBS」の終わりにこの曲を聴くのが楽しみで仕方がなくなりました。私はこの曲を聴いていると、夜の高速で車を走らせたい気分になります。（といってもペーパードライバーなので気分だけですが。）色々な想いを抱えながら、「明日へと続く道」を颯爽と駆け抜けていくようなイメージが浮かぶのです。
常に新しく、常に独創的で、常に誰かの心に寄り添う。そのために「明日へと続く道」を走り続けてこられた松任谷由実さんの姿勢は、「WBS」が目指すものでもあります。春からの「WBS」、そして一日を締めくくる松任谷由実さんの歌声にどうぞご期待ください。

音楽ナタリーより引用

ベルリンのクラブといえば思い出があります。
2015年にドイツに行きました。
修道院や、ルターの宗教改革のまち、
さらにはポツダムと、歴史的な場所を訪ねた後のベルリン。
ここではぜひクラブに行ってみたいとホテルのバーで働いている
素敵なお姉さんに聞いたところ
FELIX（フェリックス）とうクラブを紹介してもらいました。
アメリカ大使館脇のお店なので、
治安も客層も良いから大丈夫とお墨付き、
意気揚々と出かけていったところ、
開店は夜中の12時と言われました。その時は10時。
一度ホテルの戻ってまたこようと思ったけど、
結局お店にはいかずに終わりました。
翌日帰国するのだから、
とにかく中の入ってみればよかったと、
当分海外に行けなくなった今、
残念に思っています。

やる時にはやる！ということが大事ですね。

🌿グリーンタイム

蒼くけむる今朝の横浜。
今日は緑さんに
「6月の歌」をリクエストしました。

この曲は1日にも歌っていただきましたが、
今日の気分にぴったりなので
「雨のステイション」お聞きください。

💖感謝💖

2021年2月24日
「とことんユーミン」は始まりました。
clubhouseという未知の世界
そこはアリスのワンダーランドのようでした。

世の中は緊急事態宣言下でステイホーム。
そんな時、
みんなclubhouseのお部屋で
身を寄せ合っていたようでした。
お布団部屋みたいなお部屋もありましたね。

アルバムを一枚ずつ紐解くという課題は
66回目の今夜、コンプリートしました。

四季折々の歌、
ツアーの特集、
どんな切り口でも語れるユーミン。

今年はユーミンデビュー50周年です。
clubhouseでも
お祝いしたいと思います。

だから、
「とことんユーミン」は続けます。

これからも、
どうぞ、よろしくお願いします。

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