🎹芸術の秋第一弾🎹Supreme DUO LIVE

朝晩涼しい風が吹く頃、
私の「芸術の秋」が到来しました。

第一弾は先日、立川の立飛で開かれたクラリネットとピアノのデュオです。

「この上ない演奏家達による
　極上の音楽を極上の空間で。」

まさにこの通りのライブでした。

この上ない演奏家

クラリネット奏者　武田忠善先生

ピアニスト　久元祐子先生

武田忠善先生　クラリネット

国立音楽大学学長でいらっしゃる武田先生は
世界でも最もブレスの長い奏者として
有名なクラリネット奏者です。

昨年、栃木にある西方音楽館で初めて演奏をお聞きして、
魅せられてしまいました。
その時も今回も、
このご時勢に許される限りの至近距離での演奏で、
息遣いを感じることができました。
クラリネットは好きな楽器ですが、
ますます大好きになりました。

久元祐子先生　ピアノ

久元先生のピアノを聴くと、
私のこんがらがった頭の中は綺麗になる・・本当にいつも同じです。
雲の上にいらっしゃるピアニストですが、
いつも地上に舞い降りて、
一緒に私と過ごしてくださる心優しいミューズの女神。
今回も本当に素敵な演奏をしてくださいました。
うっとりのひと時でした。

極上の音楽

ソロ・ドウ・コンクルールop10（ラボー作曲）

この曲はパリ音楽院の卒業コンクールのいために作曲されたそうで、
今は音大の入試に用いられているそうです。

武田先生の演奏ではありませんが、お聞きください。

クラリネットのための第一狂詩曲（ドビュッシー作曲）

こちらの動画は武田先生の演奏です。

ドビュッシーは1909年にガブリエル・フォーレの推薦でパリ音楽院の高等参事会に加わり、卒業試験の審査をすることとなった。そこでドビュッシーは伝統であった試験課題の委嘱を受け、1910年の試験のためにこの作品が（おそらく《小品》も）1909年12月から1910年1月にかけて書かれた。

試験は1910年7月に行われ、これが私的な初演となる。公開初演は、1911年1月16日、当時音楽院のクラリネット科教授だったプロスペル・ミマール(Prosper Mimart)によって独立音楽協会の演奏会において行われている。出版は1910年にデュラン社からされ、ミマールに献呈されている。

また1911年の夏に、数か月を費やしてピアノ伴奏が管弦楽化されている。こちらの初演はドビュッシーの死後の1919年に行われた。

《牧神の午後への前奏曲》などを思わせる抒情と、作曲時期が共通している《前奏曲集》の一部に似た諧謔が交錯する、規模は大きくないが印象的な作品である。クラリネットの「ロマンティックな甘さ」がドビュッシーの個性的な語法の中で生かされており、ドビュッシーはロシアでのこの作品の演奏に触れた書簡の中で「私の書いた作品のなかでも最も愛すべきもの」と述べている。クラリネット奏者にとっての重要なレパートリーとしてよく演奏されるが、演奏は容易ではない。

wikiより

月の光（ドビュッシー作曲）

武田先生には少しお休みいただいて、ここからピアノソロです。
中秋の名月の土曜日。
私は午後の演奏会でしたが、夜の部では月の光に満たされて演奏されるのかしらと思いながら聞いていました。

お前が欲しい（サティ作曲）

こちらも参考にどうぞ。

普段はコンサートホールで演奏される祐子先生。
お酒を飲んで寛いだ席でピアノを弾くことはありませんが、この日は特別。
クラッシック音楽の中で一番この空間にふさわしい音楽でした。

夜想曲op.9-2(ショパン作曲）

私も練習したこともあるショパンの有名なノクターン。
祐子先生の奏でるノクターンは格別な色合いです。
ぜひお聴きください♪

酒・女・歌（ヨハン・シュトラウス作曲）

ウイーンの殿方のお好みの順番です。
順番を間違えると大変。
この動画は新国立美術館のホールで私がiPadで撮ったものです。
グスタフ・クリムトの絵が描かれたゴージャスなベーゼンドルファーです。
お楽しみください、

幻想小曲集op.73(シューマン）

1849年にシューマンが作曲した独奏楽器のための一連の作品（他にはアダージョとアレグロOp.70などがある）に属する。2月12日から13日にかけての短期間に作曲され、後にドレスデン宮廷楽団の首席奏者となるヨハン・コッテ (Johann Kotte) のクラリネット、クララ・シューマンのピアノで私的に初演された。確認できる公開初演は1850年1月14日に行われている。

自筆譜では「夕べの小品集」 ("Soileestücke") と題されており、出版の際に現行の題名となった。出版に際して若干の変更が加えられたほか、おそらく曲の幅広い普及のためにヴァイオリンやチェロのための編曲譜も付された。現在、これらの楽器で演奏される場合も多い。

曲は比較的短い3つの小品から成り、それぞれ異なる性格を持つ。その一方で、各曲には三連符のリズムや動機の連関が存在し、また指定のテンポが徐々に加速していくように設計されているなど、全曲の統一も図られている。そのため、3曲を演じ分けながらも一体の音楽として提示することが奏者には要求される。また、曲の構成上クラリネットパートは息継ぎがしにくく、ブレス・コントロールの技術や持久力が要求される。

wikiより

武田先生の演奏でなくて残念ですが、雰囲気を味わってください。

コンチェルティーノop.268(ウェーバー作曲）

クラリネット小協奏曲 ハ短調 作品26は、カール・マリア・フォン・ウェーバーが1811年に作曲したクラリネットと管弦楽のための協奏的作品。クラリネットをメインとしたウェーバーの一連の作品のうち最初に書かれたもので、この曲の初演を契機として2曲のクラリネット協奏曲（第1番ヘ短調作品73、第2番変ホ長調作品74）がさらに作曲された。

ウェーバーのクラリネット作品は、ミュンヘンの宮廷管弦楽団のクラリネット奏者であったハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンとの出会いから生まれた。その最初の作品である小協奏曲は、ベールマンからの依頼で作曲されたと伝えられている。ウェーバーは、ミュンヘンで予定していた自作によるコンサートでの初演を考え、ほぼ2週間でこの曲を作曲し、1811年4月2日に完成した。

初演となったコンサートは完成からわずか3日後の4月5日に行われ、ベールマンはほとんど練習しないままこの曲の演奏に臨んだ。このコンサートにはバイエルン国王マクシミリアン1世も臨席していたが、この演奏に感動した王は新たに2曲の協奏曲の作曲をウェーバーに依頼した。

wikiより

なんとも素敵な演奏でした。
この動画も残念ながら武田先生と久元先生のものではありませんが、
こんな感じの曲だとわかっていただけたら幸いです。

極上の空間

空と大地と人が繋がる“ウェルビーイングタウン”

GREEN SPRINGS（グリーンスプリングス） | 空と大地と人がつながるウェルビーイングタウン

立川駅から徒歩でも行ける場所の楽しい空間に
The Dragonfly BAR があります。

ベーゼンドルファーグランドピアノ　“DRAGONFLY”

目の前での演奏！素晴らしいお席です

オードブルもゴージャス！

象嵌細工の手法を用いて装飾した全世界18台の限定モデル13番。
Dragonfly(トンボ）とシェーンブルン宮殿の壮麗な庭園の花々をモチーフにしています

何本あるのかしらと数えたくなります。

眼下には昭和記念公園の緑が広がります

The Dragonfly Bar はカスケードを上った先、
GREEN SPRINGSの終着点にある隠れ家バーです。
スケールの大きな昭和記念公園を見下ろすロケーションは、
「空と大地と人がつながるまち」の象徴と言えるでしょう。

演奏を聞いているうちに、
この景色がパリの郊外の森のような気がしてきました。

こんな素敵な「サロンコンサート」は初めて。
時と時間を超えて、しばしパリのサロンに飛んでいったような
午後のひととき、幸せいっぱいでした。

立飛の歴史

立飛企業株式会社（たちひきぎょう）は、かつて存在した主に不動産賃貸業を営む日本の企業。本社は東京都立川市泉町。前身は航空機メーカーである立川飛行機株式会社で（1955年に立飛企業へ商号変更）、第二次世界大戦期までは主として帝国陸軍の航空部隊を顧客とする軍用機を製造していた。通称は「立川」「立飛」など。

ここにかつて軍用機の工場があったのですね。
だから　The Drogonfly  歴史を知ると、平和の重さを感じます。

wikiより

極上の一日

帰宅して、夜、窓から月を見れば、
月の天使が降りてくるところでした。
美しい中秋の名月。

ドビュッシー「月の光」を聴きながら、
お月見をいたしました。

五感が喜びの声を上げる幸せな、極上の1日でした。

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