見出し画像

無料って本当にすばらしい??

今日は活動者や歌い手、はたまた何かコンテンツを提供したいすべての人へ向けてのお話です。特に対価をもらうことに抵抗がある人にこんな考え方もあるんだなって受け止めてもらえると嬉しいです。
最後まで読み終わる頃には自分の中でかかってたブレーキが外れるかも。

通常1万円のところ、今回特別に無料でプレゼント!!

こんな売り文句、よく広告などをクリックすると見かけるかなと思います。
こういうコンテンツ、実際にダウンロードしたことありますか?

僕はよくあります。
というか、なんか目に止まったら片っ端からダウンロードしてます。
(その理由についてはまた別の機会に…)

一つ言えるのは、読み終わった後に
「1万円だったら絶対買わなかったわ」
って思うことがほとんどであるということです。

たとえ1万円で過去に売れていたコンテンツだとしても1万円の価値を感じないはずです。

今日はこの心理について掘り下げていきたいと思います。

コンテンツは売るものである

メインとなるコンテンツはいくらですか?

歌い手だったとしたら、何で対価をもらっていますか?
グッズ?配信でのギフト?

Vtuberだったら、グッズ販売?Fanbox?

パッと答えられるあなたは、ちゃんとファンを満足させることに覚悟をもって活動されてることだと思います。すばらしいと思います。

逆に

「自分なんかが対価をもらうなんて…」っていうのはあまり好ましくないです。これって、ファンをいつでも裏切れる予防線と僕は考えます。(言葉がきつくてすみません)

なぜかというと、そういう考え方の人にとってのいちばんのリスクはお金をかける事なんです。
だからお金をもらうということも同じくらい怖いことなんです。

そのリスクを負わないということは、
「ファンを満足させられなくてもお金もらってないしいいでしょ」
という道を無意識に作ってしまってるというふうにも捉えられます。

そうは言っても、やっぱり多くの人に楽しんでもらいたいし、お金ない人の味方にもなりたいし。。。

一見ファンからしたら鑑のような考え方に思えます。
けど、ここには大きな落とし穴があるのです。

それは受け手の視点から考えるとよくわかります。

冒頭の話に戻りますが、これって1万円払わなきゃ買えなかった商品が無料になってる!うぇーい!っていう心理なんですよ。
そのコンテンツに魅力があるのではなくて、リスクがないけどリターンできるかもっていう心理だけで手に取られるわけです。つまり、受け手が無責任な状態でコンテンツに触れるわけです。

もしそこに、あなたの人生の大半をひっくり返すようなことが書いてあったとします。しかし、無責任な状態でそれを読んでる=他人事 なんです。
自分ごとで読まなきゃどんなにいいコンテンツも自分を成長させることはできませんよね。

売り手がちゃんと対価をとらなかったせいで、受け手の貴重な時間が無駄になったわけです。
だから、1万円だったら読まなかったわっていう感想しか残らないのです。

あなたの活動。
リスナーにとって他人事でおわってしまってませんか?

ちゃんと自分ごとにしてもらうためにも対価を払えるシステムはちゃんと用意してください。我々は基本的にはケチな生き物です。
だからこそ、支払った分楽しみたいと考えるのです。
楽しみたいとおもって楽しむから、惰性ではなく自発的にコンテンツを満喫できるのです。その楽しみを奪ってしまってはいけないのです。

もし、ここまで読んでもまったく考えが変わらない
そんなあなたはきっと現状にすごく満足できているのだと思います。
そのままの勢いで、活動を続けていくのが絶対良いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?