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一番良いものを相手に手渡す

今朝洗濯物を干していたら
洗濯ネットにタオルが一枚入っていた
開けて見てみたら

あ、じぃちゃんのタオルだ

次女が生前じぃちゃんからもらったタオルで
亡くなってから2年経つのに
いまだに大切に大切に使っている

じぃちゃん(私の父)はお洒落な人で
バーゲンで洋服を買うことは無く
自分の気に入った洋服だけを
身に付ける人だった
母がプレゼントしても
気に入らなければ着ない人

ちょっと外に出るだけでも
髪をとかし、洋服を着替える
車で出かけるならば
必ず毛ばたきでホコリを払ってから

身だしなみの達人だ

だから
じぃちゃんの周りは自分のお気に入りばかり 
それを私のムスメである孫が欲しがると
お気に入りの持ち物の中でも
一番良いものを選び、それを孫にあげるのだ

「これをあげるからね
大事に使いなさい」

小さな頃からそうしてくれた

だから
じぃちゃんから受け継いだものは
大事に扱い続けられる
例えタオル1枚でも

いい天気だね
大事なタオルだから特等席に干す
じぃちゃん 
あなたはちゃんと私達の生活に生きてるよ
 
私もこれから一番良いものを
相手に手渡せる自分になろう
これは豊かなことだ